内容説明
オバマの「チェンジ」で米国経済は失速し、国際的地位は失墜した。新政権は日本との関係強化によって暗黒の4年間からのリベンジを計る。
目次
第1章 二〇一二年アメリカは立ち直るのか
第2章 ロムニーはかつぎやすいお神輿だ
第3章 日本はロムニーの切り札になる
第4章 大統領選挙戦で中国が弾劾される
第5章 オバマバブルは崩壊した
第6章 アメリカ人はオバマのパフォーマンスに飽きてしまった
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年生まれ。東京大学英文学科卒業後、59年にNHK入社。外信部、ニューヨーク、ワシントン支局長、米国総局長を歴任後、ハーバード大学客員教授に就任。現在はハドソン研究所首席研究員として日米関係の将来に関する調査、研究にあたっている。TV番組「ワシントンの日高義樹です」でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mitz
5
陰りがあるとはいえ、依然として世界一の経済力・軍事力・影響力を持つアメリカ合衆国。大統領選挙が目前に迫った中で、米国通の著者が「無為無策のオバマの落選、ビジネス界の支持を受けたロムニーの当選」を予測する。両者の政策・思想・人となりに関する考察に加え、過去の大統領との比較分析もあり興味深い内容である。思えば、70年前に太平洋と中国をめぐって戦い、太平洋を挟んでお隣にある、良くも悪くも日本にとって‘大きすぎる’この同盟国についてあまりに知らなすぎた。今年の読書テーマの一つに‘米国’を加えることにしよう。2012/09/01
ykoro
3
日本のメディアだけからでは分かり難いオバマ大統領の実態が分かりやすく書かれています。この内容が正しいなら、今回の戦況は本当に行方が分かりません。但し、筆者はかなり強烈な共和党支持者なので、ある程度は割り引いて考える必要が有ります。この手の書籍や海外新聞を読めなければ、と痛感しました。2012/09/07
紫光日
3
この書ではロムニーのことだけではなくオバマ政策の失敗が書かれています。 オバマがどれだけ世界をめちゃくちゃにしたのかが分かります。 また、今度のアメリカ大統領選挙は日本も世界も影響してきますので、この本をキチンと読むべし。2012/09/04
masi
2
著者は、2012年11月に行われる大統領選挙で、オバマ再選はならずロムニー氏が大統領になるであろうという予想をしている。オバマ大統領のこれまでの失策を踏まえ、大抵のアメリカ人達はオバマ大統領にうんざりし始めている(う〜ん、デジャブ。。。)というような内容となっている。日本経済にも影響し、中国との外交問題にも影響してくるであろうアメリカ大統領選挙が楽しみになる1冊。作中にもあるように「チェンジ」で変わったのはオバマ大統領に対する「アメリカ国民の気持ち」なのかもしれない。2012/09/21
kozawa
1
選挙が終わったので安心してドヤ顔で。「オバマに騙されてちょっと熱病にかかってたけど賢明な米国民は次はロムニーを選ぶことはわかりきっている」とドヤ顔をしている本。それ以外の点でも、願望と分析の区別大丈夫と思うような点が色々あったが、まぁ今だから私はドヤ顔をする。今後素人の私のこのドヤ顔が外れても知らん。 2012/11/04