沙高楼綺譚

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198615147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

南青山の秘密サロン「沙高楼」功成り名を遂げた人々の口から夜ごと語られる秘めやかな真実。稀代のストーリーテラーが紡ぎだす驚愕のミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

83
五人の語り部が心のうちを語る。語ることでずーっと抱えていたものを足元に下ろすことができ、またこのサロンの客たちも不思議な世界をさ迷う事ができる。人の秘密を知ることほどぞくぞくするものはない…。その心理を利用した展開に私も沙高楼の客になった気分で雰囲気に飲み込まれていく。百年の庭、雨の夜の刺客の話を夢中になって読み進めた。もしかしたら…どこかに本当にこんなサロンがあって様々な物語が語られているんじゃないかって…想像したくなる。引き続き、秘密サロンの草原からの使者を読もう。2013/11/11

キムチ

19
「沙高樓綺譚へ今宵もようこそ」というセリフでの始まりでぞくぞくする。社会的に成功し名を遂げた感ありの5人の話が展開する。ここで耳にした事は他言無用。都会にある高層マンション・・隔絶された雰囲気がなせる技か、ポツリポツリ語り出す内容が怪談とは異なるある種の怖さがある。語る人の足元を掬うかもしれないような・・。 シェラザードモノとは違うこういった趣向は実に面白く、さらに話の細部を調べたくなるような気になって行く。改めて筆者の懐の深さに感嘆。何故なら、、繰り出して行く糸巻を持っているのは浅田氏。これこそ、凄い!

Shinji Hyodo

16
各界の名士たちが集う「沙高楼」。世の高みに登りつめた人々が、ミステリアスな女装の主人に誘われ、秘密を披露しあう。稀代のストーリーテラーによる息を呑む驚愕の物語…とあらすじにありました。『天切り松』の闇語りの様に時に淡々と、時にぐいぐいと聴衆を引き込む様な語り手の『真実⁉︎』の物語りは読み手の私にも十分な想像力をはたらかせてくれました。続編もある様で楽しみです。2014/07/13

まさ

9
サロンに集う人たちがストーリーテラーという設定が面白い。「立花新兵衛」は「世にも奇妙な物語」みたいにドラマ化(映画化)してもらいたいと思う面白さだった。「奇譚」の意味は珍しい話、不思議な物語、か。なるほど。それぞれの不思議な物語に引き込まれて楽しめた。刀剣や園芸などの描写も細やかで圧倒された。2014/05/11

sirahane

8
この沙高楼に集まる人たちをそっと脇から眺めてみたい。そんな衝動に駆られるが私は他言せずにはいられないだろう。「雨の夜の刺客」が面白かったなぁ。2019/02/09

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