内容説明
「ファラオの呪い」に挑む執念の物語。フランスで『ベストセラー賞』を受賞、世界にエジプト旋風を巻き起こした衝撃作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
11
昨日BS3でツタンカーメン特集やってたので、懐かしくなって読む。呪いとかあなたの知らない世界とか、そういうのが好きなのは人という生き物の性なんだと思います。カーターによるツタンカーメンの陵墓の発掘の過程を丹念に描いていきます。黄金の輝きよりも、若き王妃アンケセナーメンが捧げたであろう矢車菊の花束が陵墓を開けた途端に、かさかさに朽ちていってしまったというエピが好きだなあ。2014/07/31
おふねやぎっちらこ
1
ハワード・カーターとカーナヴォン卿,一人の天才とその理解者。努力なくして実績なし。彼らの邪魔をしたラコーたちは後世のひとの記憶にはないぜ。2001/02/12
pika
0
あの黄金のマスクを発見したときは、相当驚嘆したんだろうなぁ・・・2010/05/22
しのみや
0
読み応えありました。「王家の紋章」世代の知識を頼りに、なんとか名称等ついていけたような気になっています。古代エジプトと、1910年代1920年代のヨーロッパ。一粒で二度美味しい小説です。文章は翻訳のせいなのか、かなりあっさりテイスト。でもそれもよしとしましょう。2020/09/07