文春文庫<br> 利休にたずねよ

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文春文庫
利休にたずねよ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 475p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167911188
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

千利休が肌身離さず持っていたものとは? 美の求道者ゆえ秀吉に疎まれ切腹を命ぜられた利休の謎と秘めた恋に迫る山本文学の金字塔。わしが額ずくのは、美しいものだけだ──



最後まで己の美学を貫き、天下人・秀吉に切腹を命ぜられた千利休。

その心の中にいつも棲んでいたのは、十九のときに、殺した女だった……。

利休に艶やかな感性を与えた、秘めた恋と人生の謎に迫る 山本文学の金字塔。

圧倒的な筆力をもって描かれた第140回直木賞受賞作。

2013年には市川海老蔵主演で映画化され、モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞受賞。



本文より─

なぜだ。なぜ、あんなふうにいともあっさり、美しいものを見つけ出すことができるのか。 ─秀吉



──聡すぎはしまいか。聡い男は重宝されても、聡すぎる男は、嫌われる。─家康



あなた、ほんとうにわたしでよいのでしょうか。─宗恩



2014年に惜しくも逝去された著者と浅田次郎氏との直木賞受賞記念対談も収録。

刊行にあたり浅田氏からは「対談によせて」というお言葉もいただいてます。

山本 兼一[ヤマモト ケンイチ]
著・文・その他

内容説明

茶人は常に命がけで絶妙の境地を求める―。最後まで己の美学を貫き、天下人・秀吉に疎まれ、切腹を命ぜられた千利休。心の中にいつも棲んでいたのは、十九のときに、殺した女だった…。利休に艶やかな感性を与えた、その秘めた恋と人生の謎に迫る山本文学の金字塔。第140回直木賞受賞作。浅田次郎氏との対談を特別収録。

著者等紹介

山本兼一[ヤマモトケンイチ]
1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞。14年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ユメ

45
この物語は、一章ごとに語り手を変え、同時代を生きた人物が少しずつ千利休という人物について語る。「なぜ利休はこれほどの審美眼を持っているのか」「なぜ利休はこれほど美に執着するのか」誰もが彼が死ぬまで解き明かせなかったその謎に対し、時系列を遡る構成によって核心に迫って行く手腕が見事だ。辿り着くのは、利休が若かりし頃の激しい恋。枯淡の境地に達した茶人とばかり思いこんでいた利休のイメージを裏切る、砕け散った緑釉の香合の残像がいつまでも脳裏を離れない。物語を通し、私もいつしか美とは何か利休にたずねていたのであろう。2018/09/29

だいご

13
わび茶を大成し数々の人に慕われながらも秀吉の命によって切腹し、この世を去った戦国の茶人千利休。茶の道に命を捧ぐ利休の心の中に常にあったのは十九のときに出会った高麗の女人だった。利休の恋を描くことでその人生を瑞々しく描いた歴史長編。 千利休を描くとなると切腹の謎に迫る形になるものかと思っていたけど、この物語は利休という人物がしっかりと描かれていてそこがすごい。美への追究と過去の色恋。『金閣寺』を読んだときの感覚に近い。一言で言うなら美しい物語だった。2020/07/24

活字の旅遊人

9
人の欲とか、こだわりとか。緑釉の香合を見てみたい。

はにこ

9
千利休については、お茶の人ということしか知らなかったが、時の人々とも強い繋がりを持っていた、絶対美を知る人だということがよく分かった。利休切腹の日からだんだん過去に戻って利休に関わった人々が語り継ぐ形式だった。読みやすいのだが、淡々としているので少し疲れた。2019/10/27

Mimi Ichinohe

8
好みじゃなかった。まず利休の切腹の日から時間がさかのぼっていく構成なんだけど、私は時間は過去から現在、そして未来へと流れるのが基本の美しい様式だと思っているので、この程度の効果しか生まないなら普通の流れでよかった。あと女性差別が根底にあるのにフォローがひとつもない。2018/09/16

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