文春文庫<br> 真っ向勝負―火盗改しノ字組〈1〉

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文春文庫
真っ向勝負―火盗改しノ字組〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910358
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

その屍骸は口から鯖の尾鰭が飛び出ていた――。曲者揃いの火盗改「しノ字組」の同輩とともに、若き新参同心伊刈運四郎が江戸を奔る!火付盗賊改のニューヒーローを描く、新シリーズ開幕!



伊刈運四郎、24歳。流浪の身から晴れて御先手頭・坂巻讃岐守忠成配下への仕官が決まる。しかし、人手が足りぬと向かわされた先には、口から鯖の尾鰭が飛び出た屍骸が……。有無も言わさず配されたのは、切捨御免の特権を持つ火付盗賊改方、通称「しノ字組」。そこは、顔の刀傷で畏怖される供頭・杉腰小平太以下、大酒呑みに博打好きと、およそ出世とは無縁なあぶれ者の寄せ集めだった。

商家への押し込み強盗で世上を騒がす「陣五郎一味」の捕縛に出動したしノ字組だったが、まんまと裏をかかれ大失態。意気消沈する一同に仲間とも認められず、失敗を重ねても、運四郎は決して諦めない。やがて、?鯖殺し?と陣五郎を繋ぐ線を見出す――。駆け出し新参侍が大江戸に蔓延る凶賊を逐う!



気鋭の時代小説家・坂岡真さんは、本シリーズが文春文庫初登場。第2巻『火盗改しノ字組(二) 武士の誇り』は9月刊行です。

坂岡 真[サカオカ シン]
著・文・その他

内容説明

伊刈運四郎、馬庭念流の剣客、24歳。念願の出仕が叶うも、訳も分からず配されたのは火付盗賊改方の通称「しノ字組」。初仕事は、口から鯖の尾鰭が飛び出た血腥い屍骸の検分だった…。顔の刀傷で畏怖される供頭・杉腰小平太と、大酒呑みや博打好きなど、曲者の仲間たちに翻弄されつつ、凶賊を追って江戸八百八町を突っ走る!

著者等紹介

坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、大手デベロッパー勤務を経て、作家デビュー。詳細な時代考証と緻密に練られたストーリー展開に、四季折々の江戸の情景や人情の機微を織り込んだ時代小説を数多く手掛ける。主なシリーズに「照れ降れ長屋風聞帖」「帳尻屋仕置」「鬼役」「あっぱり毬谷慎十郎」「新・のうらく侍」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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