文春新書<br> 名刀虎徹

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文春新書
名刀虎徹

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609178
  • NDC分類 756.6
  • Cコード C0272

出版社内容情報

美を追求した正宗に対しあくまで斬れ味にこだわり続けた長曽祢虎徹。謎に満ちた刀匠の生涯を追うとともに圧倒的な魅力の核心に迫る。

日本刀の名工として正宗と並び称されるのが長曽祢虎徹です。
越前の甲冑師から五十歳で江戸の刀鍛冶に転じたという謎に満ちた生涯。美にこだわった正宗に対し、太平の世にありながら、あくまで斬れ味にこだわったその作風。井伊直弼、近藤勇、勝海舟、犬養木堂らに愛された独特の魅力――。文春新書好評既刊『日本刀――日本の技と美と魂』の著者が豊富な図版とともに、人と作品の核心に迫ります。

内容説明

刀工として正宗と並び称される長曽祢虎徹。越前の甲胄師から五十歳で江戸の刀鍛冶に転じたといい、殺人犯説もある謎に満ちた生涯。太平の世にありながら、あくまで斬れ味にこだわった作風。井伊直弼、近藤勇、勝海舟、犬養木堂らに愛されたその魅力―。伝説の刀匠の核心に迫る。

目次

第1章 虎徹の生涯
第2章 技の神髄
第3章 「試し斬り」について
第4章 変遷・彫物・門人
第5章 江戸の刀鍛冶
第6章 虎徹の名刀十口
第7章 業物への執念
第8章 虎徹異聞

著者等紹介

小笠原信夫[オガサワラノブオ]
1939年生まれ。早稲田大学卒業後、日本美術刀剣保存協会を経て東京国立博物館勤務。刀剣室長、工芸課長等を歴任し2000年退官。東京国立博物館名誉館員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひこうきぐも

8
図書館で借りました。虎徹の人物や生き様が描かれているかと思ったのですが刀の専門用語と江戸時代年号、師弟関係の固有名詞が並び理解できませんでした。虎徹と勝海舟、近藤勇などのエピソードは面白かった。犬養木堂所蔵の風雷神虎徹の写真は素晴らしかった。2013/07/27

chisa

2
知識がないので専門用語の羅列がやっかい。ただ、後半の近藤勇や勝海舟などと虎徹とのエピソードは面白い。初台にある刀剣刀剣博物館にもう一度行きたくなった。2013/07/28

寝落ち6段

2
日本刀はロマン。ある程度、歴史が好きだったりすると「虎徹」を聞くことがあると思う。長曽祢虎徹興里、謎の刀工。しかし、博物館や国宝に指定されている名刀を作った。そんな虎徹の生涯とそれを取り巻く他の刀工、試刀家、金工や虎徹を愛した人たちのエピソードがある。どうしてそこまで見惚れることができるのだろうか。それがロマン。2013/07/13

こたつ

1
昔のことを検証するのは難しい、ということがまずわかった。ただ、やはりハンドメイドのものなので作者の作風が強く出るということに納得しました。また、なぜ彫物が入っているのか謎だったのですがこの本を読んで解消されました。2013/07/14

はわわ二等兵

1
三つの点から「入門編」ではありませんでした。 先ず、説明なしの専門用語連打。 次に、本文中の年代表記が元号のみで紀元なり西暦なりの併記がありません。 そして、図表なしで師弟や親子関係の記述。 巻末に用語集と元号一覧があって、少し助かりましたけど。 刀身を描写するかっけー言い回しとかの参考には。2013/07/02

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