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文春新書
アベノミクス大論争

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609123
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0295

出版社内容情報

円安・株高で支持率も急上昇の安倍新政権。この快進撃はいつまで続くのか? 識者の異なる見解を集め、新政権の政策を徹底検証する。

内容説明

大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を「三本の矢」とするアベノミクス。この“ロケット・スタート”は真の復活に結びつくのか?それともバブルに終わり、いよいよ再起不能の破綻を迎えるのか?アベノミクスの成否を占う。

目次

1 安倍政権大論争(司会・宮崎哲弥)(金融緩和、脱デフレは正解か―アベノミクス(榊原英資+若田部昌澄)
結局損なのか、得なのか―TPP(大田弘子+東谷暁) ほか)
2 アベノミクスとは何か(アベノミクスを理解するQ&A―賛否両論を知っておこう(原田泰)
通説打破、良い兆候に注目(ポール・クルーグマン) ほか)
3 アベノミクスは成功するか(大激論!アベノミクスは日本を救うか(田村秀男+大塚将司)
リフレ政策は有効か(小幡績+飯田泰之+(司会)吉崎達彦) ほか)
4 財政先行か?民間主導か?―成長戦略・雇用政策のあり方(財政頼みのモルヒネ経済化(河野龍太郎)
クオリティ国家に進路をとれ(大前研一) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

45
108円の古本ですが、安倍政権発足直後に識者たちがアベノミクスをどう予想していたのか。発足3ヶ月後に出版された本著からその期待と不安が入り混じっていたことがわかります。リフレ政策と大規模な財政支出で成長へのエンジンをふかしてきたが、5年目に突入して効果も限界。というのが現状ですが、安倍政権は当初から想定されていた対策を忠実に実行してきたに過ぎないんですね。万能の処方箋はありませんが、ドイツ並み(GDPの4割)に外需(輸出)を増やすとともに労働者の賃金を上げるといったことくらいですか。2017/07/07

佐島楓

36
マクロ経済参考文献。上からの金融政策ではどうにもならないレベルまで来ている気がしている。2016/07/18

黒頭巾ちゃん

20
 アベノミクスを中心に「皇族」問題など多岐にわたり掲載しています。様々な人の意見があり参考になるのですが、いかんせん読み手重視でない人もおり読みづらい部分がありました。アベノミクスに関しては、「インフレ→賃金上昇」という流れに疑問を持っています。経済よりも「日本のあるべき姿」を明確にすることが先決だと思います。経済だけでなくその他の問題にも共通することです。「どうあるべきか」は個人レベルでもいえることですが?あなたはいかがですか?2013/05/17

Nobu A

13
古本屋での購入本(110円)2冊目読了。2012年末に誕生した安倍政権主導のアベノミクスを論じようと緊急出版されたもの。当時読んでいたら感想も違ったかも。総勢28名の執筆者。それ故に玉石混淆。と言うか、10年経ち、冷静に客観的に見れるが、命題の為に改めて執筆したとは思えないのも数本散見。所謂、寄せ集め。対談に興味深いのが多かった。大前研一論文もさすが。読み易く俯瞰的。先進国が軒並み賃金上昇している中、日本だけ20年も停滞。非正規雇用が大幅に増え、組合交渉力低下。これに尽きる。功より罪の方が遥かに大きい。2021/11/04

白義

13
アベノミクス前後の論考を寄せ集めたものなので掘り下げはあまりないが、アベノミクス、及び経済以外の安部政権の論点について大方出揃っている。基本的には、金融政策でインフレを起こしデフレから脱却することに肯定的なリフレ派と、それに懐疑的な反対派という感じで、肯定派は後の日銀副総裁の岩田規久男、クルーグマンなど代表的な論者が出揃っている。インフレターゲティングの副作用がどれほどか、デフレの主因が国内問題かグローバルな構造デフレか、等が主な対立点。アベノミクス入門としてもわりと使える2015/02/22

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