米中海戦はもう始まっている―21世紀の太平洋戦争

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米中海戦はもう始まっている―21世紀の太平洋戦争

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163907932
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0098

出版社内容情報

米偵察機乗員の拘束、中国海軍による米国船の包囲。米軍幹部への徹底取材で明かされる、知られざる米中衝突の真実。そのとき日本は?

内容説明

アメリカの親中派はこうして敗れた。過激化する中国の海洋進出に、米国は、そして日本はどう立ち向かえばいいのか?

目次

序章 米中が繰り広げる新たな戦争
第1章 中国空母“遼寧”に接近せよ
第2章 アメリカ一強時代の終わり
第3章 中国海軍の野望とトラウマ
第4章 海南島事件の衝撃
第5章 米軍艦見学ツアーへようこそ
第6章 緊急停止!
第7章 対中強硬派の逆襲
第8章 「空母キラー」がすべてを変えた
第9章 軍事要塞と化した南シナ海
第10章 ドナルド・トランプという選択

著者等紹介

ファベイ,マイケル[ファベイ,マイケル] [Fabey,Michael]
軍事ジャーナリスト。アメリカ海軍、アメリカ国防総省との独自のパイプを武器に、エコノミスト誌やエイヴィエーション・ウィーク誌、ディフェンス・ニュース誌など、各誌に記事を寄稿。それらの記事には、既に20以上の賞が与えられている。なかでも、アメリカ海軍が新型軍艦の不具合を隠蔽しようとした事件にまつわる一連の報道では、ピュリッツァー賞にもノミネートされ、2014年のティモシー・ホワイト賞を受賞した

赤根洋子[アカネヨウコ]
翻訳家。早稲田大学大学院修士課程修了(ドイツ文学)

徳地秀士[トクチヒデシ]
政策研究大学院大学シニア・フェロー。元防衛審議官。1979年東京大学法学部卒、1986年米国タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士。防衛省において運用企画局長、人事教育局長、経理装備局長、防衛政策局長等を経て、2014年に第2次安倍内閣が設置した事務次官級のポストである初代の防衛審議官に就任。刻々と変化する東アジア情勢の中で、日本の安全保障の最前線に立ち、対外交渉を担った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

74
原題は"Crashback"、邦題ほどの直截的な表現ではない。2013年、南シナ海で行われた中国海軍初の空母”遼寧”の訓練を偵察しようと接近した米巡洋艦”カウペンス”が、進路を阻まれ緊急停止(crashback)に追い込まれた事件が象徴的に示す、中国海軍の西太平洋一帯での進出、即ち米海軍の制海権への挑戦を描く。両国政権や海軍上層部の対応とは異なり、洋上の最前線では既に熾烈な鍔迫り合いが行われている。9.11以降、中東に焦点を移し、中国の一貫した進出に対し、米歴代政権はことを荒立てない対応に終始したと批判。2019/11/15

信兵衛

27
明日から新聞やTVの関連報道を見る目が、少し変わるような気がします。2018/03/06

たまご

20
温かい戦争…力とメンツのぶつかりあいですね.言ったもの勝ちはやめてほしいけど,忖度を酌量してくれない相手だと分かっているのに期待しちゃうところ,ダメですねー.同じルールで勝たないと,相手に認められないんだろうな. 日本はこれに対してどう対抗していくのか.軍事力をつけないと両者から無視される構図は明らかなようだけど,でもな…と悩ましい. 「グローバリズム後の世界では何が起こるのか?」つながりで. ところでひどい食事として魚に頭も尾もついてた,ってあるけど,これ,「尾頭付き」で,気を使ってくれた食事では?2019/03/04

Dash-Checker

18
タイトルは派手だけど内容はここ15年くらいの太平洋における米中関係を丹念に描いている。新聞を丁寧に読んでいる人には知ってることばかりかもだが、コンパクトにまとまっているのは好印象。訳文がよいのでとても読みやすい2023/05/21

アキ

12
米中は西太平洋上ですでに戦争状態にある。これを「温かい戦争」と呼ぶ。米国の勝利は中国が侵略的な行為を犯さないようにすることで、中国の勝利は米国が西太平洋から撤退すること。すでに何回も衝突事件があり、現場の状況と中国側の自分勝手な言い分が食い違っていることを米政府が黙認していることで、米国海軍は使命を見失ってしまっている。習近平が永年国家主席となり今世紀半ばに世界最大級の軍事大国になるという目標が達せられたら、中国は日本の島々に南シナ海と同じく平然と軍事基地を作るだろう。日本の海上での防衛強化は必須である!2018/03/06

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