出版社内容情報
いつでも「つながる」ことのできる今、ネット言葉の軽さが人と社会をゆるがす。『暴走老人!』の著者がネット文化に警鐘を鳴らす。
メール、ツイッター、FACEBOOK・・今やネットを介したコミュニケーションを避ける事は不可避であり、紙媒体や活字は消えゆく運命となっている。ネットによって「軽く」なった言葉が生み出す、政治家や官僚たちの暴言、失言の数々、そして、ストーカー殺人や無差別殺人の原因さえ作り出す「出会いサイト」や「掲示板」。そんな風潮の中で、はたしてネットを通じて「つながる」ことは本当に必要なのか。ネットで人間の孤独な思考は深まっていくのか。あえて「つながらない」ことに価値を見出す選択肢はないのか。「暴走老人!」の著者が放つネット文化、ネット言葉に懐疑を抱く中高年待望の書。
内容説明
今、全世界で、500年に一度の「ことば」の大転換期が始まっている。「書きことば」に変わる「ネットことば」が人間の思考の根本を変える!
目次
序章 ことばが人と社会をつくる
第1章 ことばから狂いはじめた日本―政治も司法も教育も壊れゆく
第2章 五〇〇年に一度の大転換―世界は活字でできていた
第3章 消えていく日本語―世界はすべてを英語化する
第4章 人も社会も変えるネットことば―それでも本を捨てない理由
著者等紹介
藤原智美[フジワラトモミ]
1955年福岡市生まれ。1990年「王を撃て」で文壇デビュー。1992年『運転士』で第107回芥川賞を受賞する。小説家として活躍するばかりでなく、1997年『「家をつくる」ということ』、2007年『暴走老人!』などのノンフィクション作品もベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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