• ポイントキャンペーン

マルチスピード化する世界の中で―途上国の躍進とグローバル経済の大転換

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092458
  • NDC分類 332
  • Cコード C0033

内容説明

新たなるグローバル経済の全貌!ノーベル賞経済学者によるビジネスパーソン必読の書、ついに邦訳。

目次

第1部 世界経済と途上国(一九五〇年―驚くべき一世紀のはじまり;変化する世界を静止画でとらえる ほか)
第2部 途上国世界における持続的高成長(戦後期の高成長途上国;世界経済の開放 ほか)
第3部 世界危機とその余波(世界危機下および危機後の新興国;世界経済の不安定化と危機の教訓 ほか)
第4部 成長のゆくえ(新興国は高成長を持続できるか;中国とインド ほか)

著者等紹介

スペンス,マイケル[スペンス,マイケル][Spence,Michael]
1943年ニュージャージー州モントクレア生まれ。ハーバード大学教養学部の学部長、スタンフォード大学経営大学院の学部長、世界銀行成長開発委員会の委員長を経て、現在スタンフォード大学フーバー研究所シニアフェロー、およびニューヨーク大学スターン経営大学院教授。教育指導に秀いでているとしてジョン・ケネス・ガルブレイス賞を受賞、また、経済学思想への貢献によりジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受けるなど、数多くの栄誉に輝く

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。日本経済新聞社記者を経て、2008年フリーに。米国公認会計士資格(CPA)保有。経済・金融分野を中心に翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ななっち

2
ノーベル賞経済学者による、現代社会の課題に対する提起。市場原理を称賛するでもなく、政府の役割を含めて割合普遍的な法則を述べた本ともいえるでしょう。2012/11/26

koji

2
ノーベル経済学賞受賞者による「産業革命の第三世紀(1950年から100年)」の世界経済論。要点は、途上国世界の中で、成長と貧困削減というパターンが加速度的に広がっており、これが先進国にとってもプラスに働くという楽観主義の思想です。もちろん世界経済の相互依存の高まりを映じたグローバルなガバナンスシステムの整備は不可欠だが、これには人類に創造力や適応力がある限り、短期目標の達成による漸進的達成で乗り越えられると言います。中国を例に教育投資への重要性を説いた個所が光ります。経済に携わる人にお勧めします。2012/01/08

メルセ・ひすい

2
15-99 応用ミクロ経済学理論学者!専門は市場の構造やパフォーマンスの解明。情報格差の解消法!売買する企業の事業内容や製品などが分からないデイトレーダーが主導していた時代に引退した。当時壊れた、消防ホースから吹き出る水のようにベンチャーには資金がシャブジャブ流れ込んでいた。IN関連技術によって、長期的に最も影響を受けるのはどこか?グローバルサプライチェーンだ…産業革命での世界経済格差は戦後の技術革新により、実に250年ぶりに著しく縮小しつつある。途上国が活躍する今後の世界はどこへ向かうのか。2011/12/15

ミッキー

0
投資と成長についての分析が分かりやすかった。成長の果実をシェアする包容性の考え方は参考になりました。歩み続けることが大切だと改めて思いました。2014/06/14

壱萬弐仟縁

0
それでも成長を、の根拠は、物質的な目標が所得や資産と関わり、所得や資産を得て可能となるので(46ページ)。それらの水準が重要なのだ。フランス人セルジュ・ラトゥーシュの脱成長論と対置されよう。日本経済は技術進歩が他との競争で遅くなっているので、中国や韓国に負けているのだろう。途上国にとっては成長は不可欠なのは理解できるが、BHNや人間の安全保障は確保されるのが前提。アフリカのルワンダをみると、外資の活用も成長には重要。民主主義が飢餓を阻む(A.セン139ページ)ことも重要。成長信仰に先のラトゥーシュと比較。2012/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4189865
  • ご注意事項