内容説明
友達のキャロリンの愛猫がさらわれた。身代金はなんと25万ドル!?あるいはモンドリアンの名画だという。身代金の払えない私たちは名画を盗もうと美術館を下見するが、そこは警備が厳重で断念。そのとき私は、豪華マンションの住人が似た図案の別のモンドリアンを所蔵しているのを思い出した。さっそく忍び込んだものの、肝心の絵は見当たらず、代りに住人の他殺体が…泥棒探偵が犯人に大胆な罠を仕掛けるシリーズ第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
40
4作目ともなるとキャラクターが定着してローデンバーの住む世界に還ってきた気になり、物語にすっと入り込める。しかし事件の真相は実に複雑。蓋を開けてみれば名画を巡る贋作、また贋作が飛び交う名画詐欺の全貌が見えてくる。巻き込まれる事件は2件の殺人事件の冤罪とよくよく考えるとかなり重い内容なのに、この軽快さは一体何なのだろう。危機を危機と思わずむしろ嬉々として状況を愉しんでいるかのように思える。次回もまた泥棒の七つ道具を右手に、そしてユーモアを左手に持って我々に楽しい本格ミステリと物語を見せてくれるに違いない。2014/10/22
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
27
古本屋を経営する、でも泥棒のバーニイ。今回はモダンアートのモンドリアンを巡る殺人事件について。モンドリアンの絵は実は私もよくわからなくて、「これが芸術なのか?」「誰でも描けるんじゃないのか?」と思っていたが、バーニイも「どれも同じに見える」「君でも描ける」などと同じ様な感想で嬉しかった。それでも熱狂的にモンドリアンが好きな人々の解説で少しモンドリアンの世界を理解できたかもしれない。バーニイシリーズは1ページに一ヶ所はジョークがあり、翻訳するのも大変だろうと思うが、読むのは実に楽しい。2021/05/25
びぃごろ
11
【泥棒探偵バーニィシリーズ⑤】鉄板の面白さである。今回は怪しい登場人物と「モンドリアンの絵」が多すぎて、どれがどこに…とこんがらがってしまうけれど、とても楽しめた。二つの殺人容疑の罠に嵌るローデンバーに愛猫を誘拐されるキャロリン。デニーズと息子ジャレッドの力も借りていざ勝負(16歳まで美術館などに入場できないとは驚いた)隣人ヘッシュ夫人の初回から一貫する接し方とナイスアシストも好き♪ 今回の難局を乗り越えて手に入れたモノは忘れがたいねバーニイ。2021/07/07
akiko
6
キャロリンの言う通り、モンドリアンの絵が多すぎる。前回と同じパターンでの謎解き会場では、関係人物が多すぎる。誰?何で?とページを戻しては読んでと、こんがらがってしまった。証拠捏造が満載で笑ってしまう。ややこしい話でしたが、ラストの一行には思わず「やるねぇ!」次の話のバーニイの部屋が楽しみですね。2019/08/08
パンチ
4
バーニィシリーズ第5弾。キャロリンの猫が誘拐される。身代金として、ある名画を盗むことに。最後の絵の下りは少しこんがらがった。時々クスりとしながら安心して読めるシリーズ。キャロリンの口の悪さが面白い。2018/02/12




