内容説明
古代の神話から魔女狩り、そしてニセ科学の跳梁…反科学、反理性の傾向は歴史を通じてさまざまな仮面をつけて現れる。本書ではUFOによる誘拐譚、ミステリーサークル、偽の記憶症候群など、一見雑多な現象に通底する反理性的傾向が鮮やかに結びつけられ、そうした傾向の危険性が鋭く指摘される。自分の頭で考え、懐疑の心を持ち続けることの重要性を豊富な実例を紹介しながら説く、「科学界の良心」による渾身の一冊。
目次
「事実」という仮面
反科学
ニュートンの眠り
科学者が罪を知るとき
懐疑する精神と、驚嘆する感性との結婚
風はほこりをたてる
くだらない質問というものはない
火に包まれた家
自由への道
意味の虜
科学と魔女魔術
真の愛国者は問いを発する
著者等紹介
セーガン,カール[セーガン,カール][Sagan,Carl Edward]
1934年ニューヨーク生まれ。シカゴ大学大学院で博士号を取得。専攻は惑星科学。コーネル大学天文宇宙科学科教授を務めながら、同大電波物理宇宙研究センター惑星研究所長も兼任した。1978年、『エデンの恐竜』など宇宙・天文に関する一連の著作でピュリッツァー賞を受賞。1980年に発表された『コスモス』は空前のベストセラーとなる。「核の冬」理論の提唱者としても名高い。1996年12月死去
青木薫[アオキカオル]
1956年生、京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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