感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
greenpeanuts
5
非常に平易な言葉で書かれたニーチェの入門書。哲学になれてない人自分でもすらすらと読めてしまった。「受動的にながされるのをやめて、私はこうする!と意欲すること。自分の人生のキャンバス(決して真っ白ではない)にどんな色を塗るか。そう問いかける姿勢になったとき、はじめて人は人生の主役となり自由な存在となる。」2011/10/21
しき
3
齋藤孝さんが「ツァラトゥストラを読まなければ大学生とはいえない」と言っていた。納得だ。ルサンチマンを克服し、永劫回帰を受け入れることは、人間の成熟を表す。「辛いことがあったけど、そのおかげで幸せになった」という経験は重要だ。できないなら「辛いことを徹底的に呪う」ことも良い。辛いことを認めることで、受容に移行しやすくなる。 キリスト教や民主主義に対する批判も強烈だ。自由と創造性を奪うと一蹴している。2012/04/22
ボナンザ
2
西研センセイ独自の解説で読めます。2014/10/09
KOBAN
2
今の時代だからこそニーチェを読むべき。力強い本。2012/11/16
momo
2
永遠回帰、超人、ニヒリズム。悉く今の日本の個人主義化した社会性を体現していると感じた。たら・れば思考から離れ、ニヒリズムに陥らないように注意しながら自分を肯定することから始める。比較の発想をやめ、社会的な基準に縛られることなく自分の欲望を決して諦めずひたすら理想を追求していけるような人生にしていけたらなと思う。2011/08/10