震災ビッグデータ―可視化された“3・11の真実”“復興の鍵”“次世代防災”

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  • サイズ B5判/ページ数 113p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784140816400
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0040

内容説明

“ALL JAPAN”が明らかにした“真実”と“教訓”そして“光”。NHKスペシャル震災ビッグデータfile.1(2013年3月3日放送、科学ジャーナリスト賞2014受賞)の出版化!

目次

01 いのちの記録(ピックアップ行動;グリッド・ロック;自衛隊の活動報告 ほか)
02 復興と未来への鍵(被災地の人口流動;活発度マップ;失われた企業間取引 ほか)
03 首都直下地震に備えよ(首都圏が止まった日;人口密集と心の動き;都心渋滞のメカニズム ほか)

著者等紹介

阿部博史[アベヒロフミ]
1978年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻修了。大学院在籍中に、宇宙科学研究所(現JAXA)やインドのTATA基礎科学研究所と共同で、天文衛星の検出器の開発や赤外線気球望遠鏡の打ち上げを行う。2004年、NHK入局。「ニュースウォッチ9」「クローズアップ現代」など東日本大震災や原発事故をテーマとする番組を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

WATA

77
NHKスペシャル「震災ビッグデータ」で使われた東日本大震災に関する情報を、1冊の本にしたもの。データを地図上に図示することで、震災の状況を視覚的に理解できるようにしている点が特徴的。現在流行の「データの図示化」のお手本のような本。スマホの位置データから判明した「地震後、津波がくるまでに沿岸部の人口が増えていた」という事実には驚いた。沿岸部の家族を迎えに行って津波被害に遭った人が多かったらしい。今後の災害ではこの経験を活かし、個人個人の位置データをもとに避難・救助支援が効果的に行われることを期待します。2014/07/26

izw

14
2013年から3回にわたり放送されたNHKスペシャルの内容に放送できなかった素材をまとめた本。震災時に取得されたデータを解析し、ビジュアライズするといろんなことが見えてくる。災害時にリアルタイムで把握できると役立つことが多いのだが、そのためには平常時からこのようなデータを把握し、多面的に検討し、改良を進めることが必要だと思う。しかし災害時にデータを提供することに賛同する人は多いが、平常時に活用すると個人データの濫用だと反対する人が必ずいる。これを解決しないと災害時に活用できる実用システムを創るのは難しい。2014/10/04

とうゆ

8
中々面白かった。防災対策において情報というのはとても大事だと思う。特に震災直後の人の動きや渋滞の広がりなどのデータは、今後の防災訓練や街づくりなどに役立つだろう。2014/11/13

デコボコ

4
家族らを助けるために外部から戻ってきて、津波が来る直前に浸水地域の人口が最高になっているといった興味深い話もあったけれど、ビッグデータの活用というよりはデータビジュアライゼーションのやり方が見事という感じ。 この研究によって新たな知見が得られたというわけではない気がするが、今回生まれたつながりを次の災害時の救済活動にいかせるとすればとても良いことだと思いました。2014/08/04

AI

1
テレビで放送されたNHKスペシャルを見ていたので、そのおさらいのような感覚で読めた。これらの技術をどう展開し、社会に根付かせていくか。ひとりひとりが、それぞれの立場、役割から考え続けるべきことだと思う。2014/07/02

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