内容説明
宇宙の根本的な構造について、物理学の大きなパラダイムシフトが起きようとしている。宇宙についての私たちの理解は、がらりと変わるかもしれない。LHCをはじめとする世紀の実験の成果とともに、最先端の現代物理学が、宇宙の扉を開く大冒険へと読者を誘う。いま、宇宙の起源と運命の謎が、劇的に解明され始めた。
目次
第1部 現実のスケーリング
第2部 物質のスケーリング
第3部 マシンと測定と確率の問題
第4部 モデルと予言と未来の問題
第5部 宇宙のスケーリング
第6部 旅の終わり
著者等紹介
ランドール,リサ[ランドール,リサ] [Randall,Lisa]
理論物理学者。ハーバード大学物理学教授として素粒子物理学および宇宙論を研究する。プリンストン大学物理学部、マサチューセッツ工科大学およびハーバード大学で理論物理学者として終身在職権をもつ初の女性教授となる。1999年にサンドラム博士とともに発表した「warped extra dimensions(ワープした余剰次元)」により、物理学会で一躍注目を集め、今日もっとも業績の引用が多く影響力のある理論物理学者のひとりとなる。ディスカバー誌、エコノミスト誌、ニューズウィーク誌、サイエンティフィック・アメリカン誌ほかトップランクの科学誌でその業績がとりあげられ、タイム誌の「もっとも影響力のある100人」およびローリング・ストーン誌の「変革の使者100人」に選ばれた
向山信治[ムコウヤマシンジ]
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)特任准教授。京都大学理学部卒業後、同大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。ビクトリア大学、ハーバード大学の研究員、東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター助教を経て、現職に。専門は宇宙論
塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。立教大学英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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