魂の旋律―佐村河内守

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140816134
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0095

内容説明

あまたの人々の心を震わせた「交響曲第1番“HIROSHIMA”」と、大震災の被災地の人々への鎮魂の思いを注いだ「レクイエム」の誕生。全聾の作曲家・佐村河内守に5年間寄り添った著者が、いのちの作曲の軌跡を綴る。大反響を呼んだ「NHKスペシャル」の出版化!

目次

第1章 「交響曲第1番“HIROSHIMA”」への軌跡
第2章 僕には一人しか救えない
第3章 世界でいちばんママが好き
第4章 お互いを家族として考えよう
第5章 ストック・ブレインと一〇〇の音色
第6章 光の交換
第7章 深まる苦悩
第8章 レクイエムの誕生

著者等紹介

古賀淳也[コガジュンヤ]
1977年、愛媛県今治市生まれ。2002年から7年間、「筑紫哲也NEWS23」や「シリーズ激動の昭和 最後の赤紙配達人」などTBSのニュース番組や報道特別番組を制作。現在はフリーランスのディレクターとして主にNHK「あさイチ」などの情報番組の制作を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

14
ゴーストライターが作曲していたことが発覚したため、架空のキャラクターの設定資料集のようになってしまった本です。「この本もゴーストライターが書いたのでは…」などと考えながら読みましたが、文章が下手でプロのライターが書いたとは思えず、そういう意味ではディレクターの古賀淳也氏が本当に書いた可能性が高いです。「ゲーム音楽とロックはクラシックより下」という古賀氏の価値観が文章から滲んでいるのがとても不快です。二つのゲームの作曲に携わったくらいで「ゲーム音楽の世界で頂点を極めるも…」(24p)は言い過ぎです。2015/12/05

sun

5
NHKスペシャルの取材記。文章として伝える必要も感じた。とてつもない作曲家。コンサートは予約済み。2014/01/10

ともくん

4
さすが番組のディレクターです。全聾で原因不明の偏頭痛持ちな障害児にだけ優しい作曲家に、東日本大震災を絡めてきました。メディアのみを通じて見ると破壊力抜群でしょう。人の同情心というのは、このように身体的ハンデと苦労したエピソードをアピールして買うのですね。しかし知らなかったら、見抜くのは難しいでしょう。自分の身を守るために、この手法は覚えておく必要がありますね。2014/03/08

カミヤマΔ

3
映画「FAKE」を観た後、漫画「淋しいのはアンタだけじゃない」→「ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌」→「みっくん、光のヴァイオリン」→「交響曲第一番 闇の中の小さな光」を読んでから、古本で購入。佐村河内氏が作曲できないことを知ってから読んだので、撮影班相手に頑張って誤魔化すくだりが面白かった。まんまと騙された古賀淳也氏が、兄とまで慕った佐村河内氏のことをどう思っているのか気になる。一番可哀想なのは母親を亡くした少女で、彼女のことを考えると、やっぱり佐村河内氏はクズ野郎だと思いました。2016/09/13

呑舟

3
奇しくも「ゴーストライター」が発覚する前に購入し、積読になっていたのだが、事実を知った上で読むと非常に複雑。「マスコミも共犯者」という批判もあるが、見抜けなかった著者のやり切れない思いは想像して余りある。ぜひ著者にはそこから逃げず、「なぜ佐村河内氏がこのように演じたりしたのか」ということを詳らかにする検証番組・書籍を作ってほしい。それが視聴者・読者や取材関係者への何よりの償いであり、責務であろう。2014/02/09

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