内容説明
「昭和天皇独白録」の英語版発見!東京裁判前夜、日米共同で進められた極秘工作の全貌を明らかにする。
目次
第1章 「昭和天皇独白録」の謎
第2章 天皇制の危機
第3章 神国日本
第4章 対日心理作戦
第5章 天皇訴追すべからず
第6章 無罪の立証
第7章 徹底比較二つの「独白録」
第8章 舞台裏での攻防
第9章 天皇退位せず
第10章 「独白録」とは何だったのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
果てなき冒険たまこ
1
先日立川の美術館に広重を見に行ったついでに(近くにあったんで)昭和天皇記念館に行ってきた。 展示自体はそれほど多くもなくなるほどな感じだったんだけど、この穏やかそうな人があの昭和の激動期を切り抜ける支えになったんだと思ったら急にもっと知りたくなって図書館で借りてきた。 この本自体は「昭和天皇独白録」を作成するにあたって重要な役割を果たしたボナー・フェラーズを中心に語られてるんだけど独白録が東京裁判対策だとは思わなかったなぁ。 それでも天皇の苦悩は伝わってきたけど。2024/09/07
さいごーどん
0
昭和天皇独白録の英語版の存在を元に、そもそも独白録が昭和天皇の極東軍事裁判での起訴回避を確実にする目的で書かれたとの推測を展開。キーマンはマッカーサーの部下であるフェラーズ。この人が日本の降伏とその後の占領をスムーズに進めるべく画策したというのが筋。その助けとして、天皇自ら戦争責任を否定する内容の資料としてつくられたのが、英語版の独白録と結論づけている。残念ながら日本側の資料が廃棄されており、USの資料も一部公開されていないとのこと。いずれ公開or宮内庁あたりで発見の可能性はあるだろう。2017/04/09
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