内容説明
悪賢いキツネを出し抜いたアルマジロの知恵。魔女の嫌疑をかけられた女性の脱出譚…。スペイン、ラテンアメリカの文学的想像力がいかんなく発揮された十七編の物語がやさしいスペイン語でさくさく読めます。中級者向け滑稽譚を新たに収載。
目次
昔話編(3つの夢;ケーキと虫歯;妥当な報酬;みごとな審判;恩を仇で返す;歌う花;収穫物の分配)
神話・伝説編(マテ茶の起源;トウモロコシの伝説;オオハシが鳴くと…;南十字星の起源;カマドドリの伝説;ウシュマルの新しい王;フェルナン・ゴンザレスの馬とオオタカ;サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの奇蹟;コルドバのムラータ)
19世紀の昔話(知らない人に買ってもらいなさい)
著者等紹介
松下直弘[マツシタナオヒロ]
1953年生まれ。上智大学外国語学部卒業、同大学大学院修士課程修了。現在、拓殖大学外国語学部教授。専門はスペイン語圏の伝承と文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒猫
5
昔話が7篇、神話・伝説が9篇、19世紀の昔話が1篇の短編集。日本語訳と対訳になっているし、注釈もあるのでとても読みやすかった。オチもお国柄もあるのか、ニヤリとしてしまう話もちらほら。ただ、まだスペイン語だけでは理解できないなぁ〜。繰り返し読んで慣れていこう。2015/10/28
りらっくま大好き
0
前作に続いて読了。 全体的に悪くはなかったが、横に対訳がすでについているのに下の説明のところも同じように長めの意訳しか書いていない部分が多々あり、何度か単語の意味を確認するために辞書を引く必要があった。自分の語彙力が足りないせいも大いにあるだろうが、すべての文に対訳があるのだから説明部分は分かりやすく単語や成句などシンプルに統一して欲しいと思った。2017/10/25
榊原 香織
0
シビアな昔ばなしw2020/03/20