進化的人間考

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進化的人間考

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130639552
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C1045

出版社内容情報

進化に興味を持った人に、最初に読んでほしい本。ヒトに固有な特徴や性差について進化という軸を通して検討し、なぜ言語や文化を持つのか、ヒトの進化環境がどんなものだったかなどについて、領域横断的に考察する。第一人者が明晰かつ親しみやすい語り口で、進化という視点から人間の本性に迫る。

内容説明

大きすぎる脳・共同作業・火を使う調理・言語による伝達・文化の蓄積・様々な性差―ヒトの進化と適応について学ぶことは自分自身を知り、人類の未来を考えることでもある。進化に興味を持った人に、最初に読んでほしい本。

目次

人間への興味―越境する進化学
ヒトとチンパンジーはどこが違う?
ヒトの生活史―赤ん坊、子ども、年寄り
ヒトの子育て―ヒトは共同繁殖
進化生物学から見た少子化―ヒトだけがなぜ特殊なのか
ヒトの食物と人間性の進化
ヒトにはどんな性差があるのか
ヒトのからだの性差と配偶システム
ヒトの脳と行動の性差1―食物獲得との関連
ヒトの脳と行動の性差2―文化との関連
三項表象の理解と共同幻想
群淘汰の誤りとヒトにおける群淘汰
ヒトはなぜ罪を犯すのか―進化生物学から見た競争下での行動戦略
ヒトの適応進化環境と現代人の健康
ヒトの適応進化環境と社会のあり方
言語と文化
人間の統合的理解の行方
進化心理学・人間行動生態学の誕生と展望

著者等紹介

長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
1952年東京都生まれ。1983年東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程単位取得退学。理学博士。専門は行動生態学。現在、総合研究大学院大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

115
著者は総合研究大学学長。専門は行動生態学。東大卒のバリバリの理系女性。本書は人文社会系学問による人間に関する考察と近年の自然科学による人間の知識を、進化という軸を通して統合しようとする試み。まずヒトとチンパンジーとの違いを10点あげ、ヒトに固有の特性を指摘し、子育て、少子化、食性、性差、脳と行動の性差、健康、言語、文化につき最新の論説を引き分析する。その中でヒトという動物は共同作業がいかに大事か、また三項表象の理解を含む共感という脳神経基盤を重視している。進化心理学は未だ発展途上の学問だが、楽しみな分野。2023/04/02

はとむぎ

15
ヒトは、基本的に雑食で適度な運動と娯楽が必要で共同作業によって生計を立て、公正感を大事にして他者とコミュニケーションをとって愛情を感じながら生きていたい生き物!そして育児は様々な協力を得てやるもの。 このヒトの本質にむかない生き方は、なんとなく居心地が悪いんだろう。 面白い本でした。2023/06/17

やす

5
人間とは何かについて、科学者がじっくり考えた本。科学的ではないからこそ、温かくて腑に落ちるところがあると思う。 2024/01/20

井の中の蛙

5
進化の観点からみえてくる人間の本性について窺い知ることができました。扱われるテーマは子育て、少子化、性差、犯罪、健康、文化など多彩で面白かったです。2023/08/15

5〇5

4
ホモ・サピエンスの本性っていったい何なのさ? そもそもホモ・サピである自分自身がよくわかってない。進化という視点から人間の本質に迫ったのが本書なのだ。20万年前に誕生したご先祖様は、長らく狩猟採取業者であり他者との共同作業と他者への共感能力で生き延びたわけで、性善説があてはまるようだ。けど生活様式が変化すると非協力者や裏切者も出てくるわけ。結局、一概にその本性を言い表せないくらい複雑なのが、ホモ・サピなのだと覚った次第です。2023/09/15

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