出版社内容情報
野ネズミが大好きなドングリ。ところが、森に暮らすネズミたちを飼育してドングリを与えると、ふらふらになり、やがて数匹は死んでしまう。なぜか? その謎を解く鍵はタンニンという物質にあった。身近な自然のなかにある不思議と発見の物語。
内容説明
Win‐Winの関係ができあがるまでには、“タンニン”という大きなハードルを越えなくてはならなかった。森に暮らすネズミたちにとって、はたしてドングリとはなにか?身近な自然のなかにある不思議と発見の物語。
目次
第1章 日本の野ネズミ―「主役」はアカネズミ(日本にすむ野ネズミ;アカネズミという野ネズミ ほか)
第2章 ドングリを食べる―化学生態学の視点(ドングリと野ネズミ;タンニンという物質 ほか)
第3章 毒を克服する―野ネズミvs.タンニン(いくつかの仮説;馴化仮説とはなにか ほか)
第4章 野ネズミとドングリ―捕食者として、そして散布者として(餌としてのドングリ;ドングリにとっての野ネズミ ほか)
第5章 野ネズミの数を決めるもの―鍵はタンニン(ドングリが豊作だと野ネズミは増えるのか;北海道に生息する三種の野ネズミ ほか)
著者等紹介
島田卓哉[シマダタクヤ]
1967年東京に生まれる。1994年東京大学大学院農学系研究科博士課程中退。農林水産省林野庁森林総合研究所入所。関西支所(京都)、東北支所(盛岡)を経て、現在、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所野生動物研究領域領域長、博士(農学)。専門は動物生態学・化学生態学・動物植物相互作用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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