出版社内容情報
奇怪で不可思議で美しい量子の世界を、物理と哲学と文学を絶妙にからめたユニークな文体でつづる。
「粒子は波である」「確定は確率的不定である」「不可知は完全な知である」――奇怪で不可思議で美しい,私たちの世界をつくる量子力学.その考え方の基本と量子生物学や宇宙論・情報理論などの話題のテーマを,物理と哲学と文学を絶妙にからめたユニークな文体でつづる.
はじめに
I 量子世界の不協和な調和について
1 量子の不条理/2 量子の不思議な部屋/3 量子と確率と主観主義/4 量子の堪え難い不確かさ/5 波動関数とはなにか/6 二状態量子力学の魔法部屋/7 光の量子力学/8 スピンの量子力学
II 我々の身辺の諸物に見られる量子の不可思議な反照について
9 量子の魔法部屋の用途/10 量子状態と原子の成り立ち(物と波その1)/11 フェルミオンとボソン(物と波その2)/12 万物理論を求めて(物と波その3)/13 量子的同一性について/14 量子の統計的なテレパシー/15 量子もつれの応用技術/16 三目並べを量子的にする
III 量子力学と宇宙,生命,そして人間世界との関わりについて
17 行列とヴェクトルの抽象世界へ/18 ディラックの海/19 量子トンネリング/20 量子と宇宙/21 量子カオスの夢/22 生命活動の量子論/23 量子ゲーム理論/24 いにしえの世界観の復興としての量子力学
おわりに
【著者紹介】
全 卓樹
全 卓樹:高知工科大学工学部教授
目次
1 量子世界の不協和な調和について(量子の不条理;量子の不思議な部屋;量子と確率と主観主義 ほか)
2 我々の身辺の諸物に見られる量子の不可思議な反照について(量子の魔法部屋の用途;量子状態と原子の成り立ち―物と波その1;フェルミオンとボソン―物と波その2 ほか)
3 量子力学と宇宙、生命、そして人間世界との関わりについて(行列とヴェクトルの抽象世界へ;ディラックの海;量子トンネリング ほか)
著者等紹介
全卓樹[ゼンタクジュ]
京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。ジョージア大学、メリランド大学、法政大学などを経て、高知工科大学理論物理学教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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