出版社内容情報
世界一を目指す日本のスパコン。どのように動き、何に使われるのか。またどのように購入するのかなど、さまざまな疑問に答える。
日々目にする天気予報から,製品設計のシミュレーションまで,スーパーコンピュータはいまやわれわれの日常生活に必要不可欠なものとなっている.本書は,スパコンとは何か,なぜ速く計算できるのか,世界1位・2位はどうやって決めているのか,などの疑問に答え,将来展望を含めて体系的にわかりやすく解説する.
まえがき
第1章 スーパーコンピュータとは何か(岩下武史)
1.1 スーパーコンピュータとは何か
1.2 スパコンは何に使われるのか?
1.3 スパコンの中見はどうなっているの?
1.4 スパコンの実力診断テスト――ベンチマーク
1.5 スパコンを動かすために必要なものとは?
1.6 スパコンはどうやって買うの?
1.7 スパコンは誰でも使えるの?
1.8 将来のスパコンを語るためのキーワード
1.9 まとめ
第2章 スパコンはなぜ速く計算できるのか(高橋大介)
2.1 プロセッサ――コンピュータの心臓部
2.2 メモリ
2.3 入出力装置
2.4 複数プロセッサによる並列処理
2.5 複数の計算ノードを接続する――ノード間結合ネットワーク
第3章 スパコンを効果的に利用するには(高橋大介)
3.1 スパコンが高速に計算できる条件
3.2 スパコンにおけるプログラミング
第4章 最新技術と将来展望(片桐孝洋)
4.1 ベクトルプロセッサをスパコンに使う
4.2 演算アクセラレータをスーパーコンピュータに使う
4.3 マルチコア/メニーコア・プロセッサをスーパーコンピュータに使う
4.4 エクサフロップスに向けて
4.5 まとめ
参考文献/索引
【著者紹介】
岩下 武史
岩下武史:北海道大学情報基盤センター教授
内容説明
世界で一番のコンピュータとは?普通のコンピュータとどこが違うの?どんなことに使えるの?どんな仕組みで、なぜ速く計算できるの?1位、2位はどうやって決めるの?
目次
第1章 スーパーコンピュータとは何か(スーパーコンピュータとは何か;スパコンは何に使われるのか? ほか)
第2章 スパコンはなぜ速く計算できるのか(プロセッサ―コンピュータの心臓部;メモリ ほか)
第3章 スパコンを効果的に利用するには(スパコンが高速に計算できる条件;スパコンにおけるプログラミング)
第4章 最新技術と将来展望(ベクトルプロセッサをスパコンに使う;演算アクセラレータをスーパーコンピュータに使う ほか)
著者等紹介
岩下武史[イワシタタケシ]
北海道大学情報基盤センター教授、博士(工学)。1998年京都大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了。京都大学助手、同大学学術情報メディアセンター助教授などを経て、2014年より現職。受賞:電気学会電力・エネルギー部門大会優秀論文賞、情報処理学会山下記念研究賞、HPCS2012最優秀論文賞
片桐孝洋[カタギリタカヒロ]
東京大学情報基盤センター准教授、博士(理学)。1994年豊田工業高等専門学校情報工学科卒業。1996年京都大学工学部情報工学科卒業。2001年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程修了。電気通信大学大学院情報システム学研究科助手、東京大学情報基盤センター特任准教授などを経て、2011年より現職。受賞:情報処理学会山下記念研究賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞
高橋大介[タカハシダイスケ]
筑波大学システム情報系教授、博士(理学)。1991年呉工業高等専門学校電気工学科卒業。1993年豊橋技術科学大学工学部情報工学課程卒業。1997年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程中退。同大学大型計算機センター助手、筑波大学助教授などを経て、2012年より現職。受賞:情報処理学会山下記念研究賞、情報処理学会論文賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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