産業政策の経済分析

産業政策の経済分析

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  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784130410564
  • NDC分類 601
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本の産業政策の特異性ということを考慮にいれつつも,その経済的メカニズムや厚生経済学に関する理論的分析を提示.そのフレームワークとして応用ミクロ経済学における理論的産業組織論を援用.新しい理論構築をめざす気鋭の労作. 日経経済図書文化賞受賞

目次

第1部 序論(産業政策とは何か;戦後日本の産業政策―歴史的展望)
第2部 産業育成と貿易(産業構造の変化と産業政策;幼稚産業保護論―展望;産業確立のセットアップ・コストと「マーシャルの外部効果」;規模の経済性と情報;産業構造の選択と経済厚生)
第3部 戦略的行動と産業政策―国際競争への戦略的介入(戦略的行動とナッシュ均衡;独占レントの国際的再分配;戦略的参入阻止行動と参入援助政策;国際競争への戦略的介入―意義と限界)
第4部 戦略的行動と産業政策―競争と経済厚生(競争概念の吟味;参入抑制政策の経済的意味;投資競争と政策的介入;競争と経済厚生―「過当競争」論の再吟味)
第5部 研究開発と産業政策(技術知識の特性と研究開発のインセンティブ;伝統的研究開発理論と過小投資;研究開発競争と過剰投資;研究開発と市場構造―革新と改良・模倣;研究開発と産業政策―研究開発組合を中心に)
第6部 残された問題(産業調整政策に関わる諸問題;経済の国際化と産業政策)