出版社内容情報
政権ごとの違いが注目されがちであった1970年代末から80年代後半にかけての新冷戦・新デタント期における日本の東アジア政策を、日米韓の膨大な外交文書を読み込むことにより再検討し、大平・鈴木・中曽根政権における日本外交の連続性を明らかにする。
目次
第1章 前史―一九七〇年代における日本の朝鮮半島政策(東アジア及び朝鮮半島の安定化の追求;対韓国支援―韓国の安定及び南北朝鮮の均衡を求めて ほか)
第2章 大平政権期―対米協調に基づく独自性の模索(大平政権初期の対韓国支援;国際情勢の急変と日本の対応 ほか)
第3章 鈴木政権期―方向性の維持と経済協力方針の確立(鈴木政権初期の方針;米韓の変化―東アジア外交の与件 ほか)
第4章 中曽根政権期―日本の発言力強化と朝鮮半島問題への取り組み(新冷戦・新デタントと中曽根外交;朝鮮半島と中曽根外交 ほか)
著者等紹介
李秉哲[イビョンチョル]
1981年韓国京畿道に生まれる。2020年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在青山学院大学文学部史学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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