出版社内容情報
最新の大規模調査にもとづき、人々が直面する法的問題や紛争経験、それへの対応行動の実態を解明し、あるべき司法制度の構築に向けた提言を導く。現状の正確な把握に加え、司法の未来へと繋がる作品として、研究者・法曹実務家・行政関係者をはじめ、法と社会の在り方に注目する人に必携の大型書。
目次
第1部 紛争の展開と専門機関への相談(紛争の展開過程;専門機関への相談行動)
第2部 訴訟利用と当事者の評価(訴訟当事者の属性;訴訟をめぐる当事者の期待と手続評価 ほか)
第3部 現代日本の社会変動と紛争の諸相(家族・職場の変化と紛争;超高齢社会における紛争特性 ほか)
第4部 紛争経験をめぐる当事者の語り(混濁する紛争経験の構築;不本意な法的決定を受容する方法―相続をめぐるトラブルで民事訴訟の被告となった当事者の語りから ほか)
著者等紹介
佐藤岩夫[サトウイワオ]
東京大学社会科学研究所教授
阿部昌樹[アベマサキ]
大阪公立大学大学院法学研究科教授
太田勝造[オオタショウゾウ]
明治大学法学部教授・東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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