U.P.plus<br> 習近平の中国

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習近平の中国

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130333061
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C1031

出版社内容情報

異例の3期目にはいる政権は何をめざすのか?
経済発展、少子高齢化、イノベーション、環境問題、統治体制、民主化、人民解放軍、新疆ウイグル、香港、台湾、外交戦略、日中関係など様々な課題・政策・理念を最新の知見をもとに分析し、今後を見通す中国研究の最前線。

【「はじめに」より】
……習近平政権の輪郭を理解することはある程度できるのだが、日本から見ていると中国はわかりにくい。日本社会には、中国は分裂するものであるとか、社会にまとまりがないとか、権力闘争があるとか、一君万民、上位下達であるとか、さまざまな見方が流布している。隣国ゆえの経験則の結果だとも言えるだろう。かつて、共青団vs.太子党vs.上海派という見方が広がった。これは三国志的な理解と重なったのだろう。そして現在も、この三派の対立、あるいはそのようなものを敢えて探そうとする向きが強い。一旦、ステレオタイプ化した見方が広がると、なかなかそこから脱することができない。また、近代以降に日本が身につけた西洋近代、先進国的価値観や、冷戦期前後に形成された、社会主義、共産主義への懐疑も根強い。そして、日中間の(すでに中国側にも、日本の若年層にもないかもしれない)ライバル意識があるためか、日本を抜き去る/去った中国への懐疑や衰退願望などもあるのかもしれない。いずれにしても、中国を観る際には、さまざまな「眼鏡」が眼前に立ちはだかり、またいろいろなバイアスが思考のプロセスに入り込んでいるようでもある。これはその日本社会で中国研究をおこなっている研究者にも言えることかもしれない。

内容説明

経済発展、少子高齢化、イノベーション、環境問題、統治体制、中国共産党、民主化、人民解放軍、新疆ウイグル、香港、台湾、外交戦略、日中関係など様々な課題・政策・理念を最新の知見をもとに分析し、今後を見通す中国研究の最前線。異例の3期目にはいる政権は何をめざすのか?

目次

1 中国の発展は保たれるのか 中国の経済発展はサステイナブルなのか(中国経済はバブルだったのか もしそうならバブルは弾けるのか;中国はイノベーション大国となれるのか;高齢化は中国に何をもたらすか;環境問題の解決はどこまでできるのか)
2 中国共産党の統治は保たれるのか(共産党は「良い統治」を実現できるか―法の支配、党組織の健全化、社会の安定化;「中華民族の父」を目指す習近平、あるいは「第二のブレジネフ」か「第二のプーチン」か―権力、理念、リーダーシップ、将来動向;中国は民主化しないのか;人民解放軍は暴走しないのか)
3 中国はどう世界で振る舞うのか(中国では「人権」をどのように考えているのか―「少数派」と周辺地域への帰順の強制;中国の目指す覇権と国際秩序とはなにか;習近平は台湾を「統一」できるのか―対台湾政策の理念・政策・課題;日本は中国とどう付き合うべきか―崩れゆく五要因と新たな関係構築の可能性)

著者等紹介

川島真[カワシマシン]
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はアジア政治外交史

小嶋華津子[コジマカズコ]
慶應義塾大学法学部教授。専門は現代中国政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAKA0726

11
習近平政権の輪郭はある程度理解できるが日本から見るとわかりにくい。中国は分裂する、まとまりがない、権力闘争、一君万民、上位下達等、様々な見方がある。かつては三国志的理解で共青団vs.太子党vs.上海派、現在もこの対立のようなものを敢えて探そうとする向きが強い。また日本が身につけた西洋近代、先進国的価値観、冷戦期前後に形成の社会主義、共産主義への懐疑も根強い。日中間のライバル意識のため日本を抜き去る中国への懐疑や衰退願望もあるのか。日本の中国研究者は様々な眼鏡、いろいろなバイアスが思考のプロセスに入り込む。2022/12/30

hata2

1
地味な本だが割と面白く読んだ。第2~3部の中国共産党の政策や理念等を読む限り、日本とは異なる世界線で生きているのでは?とも思う。2022/12/25

rineoskiss

0
著者の顔ぶれだけで買った。第8章の党軍関係についての解説が良く、政治将校による統制と知能化戦争における軍の専門集団化の両立が課題とか。第10章で、中国は「覇権」という言葉自体は中国的価値観(覇道は悪)から否定しているというのは気づかなかった。中国側が使う用語が日本語と意味合い・ニュアンスが違うというのは気を付けないとね。2023/08/28

papahaba

0
最新の政治状況に基づき、今後の中国内政・外交状況を横断的に分析。独自の路線を進まざるを得ない中国、まだまだ外交面では摩擦が起きそう。。。2023/05/10

Oki

0
民主のためには独裁が必要だ、という考え方か。 なら「選挙制多党自由容認主義」対「非選挙制一党独裁自由制限主義」という対立軸か。 ヒットラーも死ぬとき「理想の国家社会主義の夢は潰えた。」と嘆いたそうだが、その理想イメージは習近平のそれとそれほど違わないのかもしれない。 また、独裁というやり方まで認めろと言っているのは自由度大とも言えるか? しかし、「泥棒・覇権政治国家」(支配階級が富を横領し、私腹を肥やし、嘘、暴力(侵攻)、陰謀、粛正、扇動が大幅に許容される国家)のやり方までは、ちょっと認められないよなあ。2023/01/27

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