出版社内容情報
人生という長期的行動を,その原動力となる主体性が確立される時期としての思春期・青年期(AYA)に着目して理解し,この時期が生涯発達や精神的不調からの回復にどのような意味を持つかを問う.最新の科学知および実践知にあふれる教育関係者・支援者必読の書.
内容説明
主体性や価値に着目した支援とは―。AYA(思春期・若年成人期)の人生における意味やこの時期のケアが回復にもたらす影響を問う。
目次
1 私たちはどう生きるかを脳・生活・人生から考える(人生行動科学―思春期/AYA世代に培う主体性;生活史戦略から考える人生 ほか)
2 AYA世代の健康と発達を調べる(思春期保健への国際的取り組み;世界の出生コホート研究と東京ティーンコホート ほか)
3 精神的・身体的不調からの回復を支援する(人とのかかわりを通じて―発達障害と精神療法;ことばと内省にもとづいて―精神分析的心理療法 ほか)
4 AYAの人生行動を支援する(学校場面での心理発達と支援;AYA世代と居場所 ほか)
5 生活の中で人生行動科学を体験する(精神障害の子どもの親の立場から;医療を必要とする子どもの家族の立場から ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
デフォルトモードの行動=基底生活行動 価値:行動をその人らしく能動的に選択するよう突き動かす駆動因 価値の主体化・主体価値 A Y A世代 主体価値一基底生活行動一脳可塑性スパイラルモデル トラウマインフォームド 生活史戦略 繁殖と生存のトレードオフ 生物的要因と社会的要因の相互作用 言語の起源:思考orコミュニケーション 階層性+意図共有→人間言語 心の理論 AYA 世代の精神症状形成と脳発達 ケース・コントロール・コホート研究 主体性を大切にする支援 トランジションとAYA 世代支援の重要性2020/10/19