出版社内容情報
多様性の生物を牽引し、生命の歴史的側面を解析することの重要性を問うてきた生物学者の「処女作」をあらためて問いなおす。
「生物多様性」という言葉が一般にはまだほとんど知られていなかった時代,すでに生物の多様性を対象にして,生命の歴史的側面を解析することの重要性を認識していた分類学者がいた.あれからおよそ30年,分類学の方法は大きく変わったが,多様な生きものたちの生き様を統合することによって「生きているとはどういうことか」を追究する著者の姿勢にまったくブレはない.多様性の生物学を牽引してきた著者の「処女作」をいまあらためて問いなおす.
【著者紹介】
岩槻 邦男
岩槻邦男:東京大学名誉教授
内容説明
多様性の生物学を牽引してきた著者の「処女作」をいま問いなおす。名著の復刊シリーズ。
目次
1 陸上植物の種―研究の歴史と問題の展望
2 生物の進化と種
3 シダ植物の種
4 裸子植物の種
5 被子植物の種
6 コケ植物の種
7 種の生物学
著者等紹介
岩槻邦男[イワツキクニオ]
1934年兵庫県に生まれる。1957年京都大学理学部植物学科卒業。1965年京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。京都大学教授、東京大学教授、立教大学教授、放送大学教授、兵庫県立人と自然の博物館館長などを歴任。現在、東京大学名誉教授、人と自然の博物館名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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