出版社内容情報
俺は出会ってしまった。この世界のすべてを含んだ物語に。北の小さな田舎町。中学校の旧校舎で生徒会長・一村が遺体で見つかった。犯人や殺害動機について憶測が飛び交い、警察の捜査も難航する。その最中、クラスメイトの徹也は友人の古館の様子がおかしいことに気づく。やがて校内で異常な事件が次々と発生。事件の真相は、少年たちの想像を遥かに超えたものだった。絶望や憎しみの渦中で、少年たちがつかんだものとは――。
「クラン」シリーズの著者が放つ傑作青春小説。
沢村鐵[サワムラテツ]
著・文・その他
内容説明
北の小さな田舎町。中学校の生徒会長・一村が遺体で見つかった。警察の捜査が難航する中、同級生の徹也は友人の古館の様子がおかしいことに気づく。やがて異常な事件が続発。徹也と仲間たちは隠された真実を探す。喪失と絶望、疑心と対立、目眩と希望―。激しい雨に襲われた十五歳の夏。少年少女はただ一度の季節を走り抜ける。
著者等紹介
沢村鐵[サワムラテツ]
1970年、岩手県釜石市生まれ。2000年『雨の鎮魂歌(レクイエム)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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