中公文庫<br> 月の光―川の光外伝

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月の光―川の光外伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065987
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

タミーにブルーにグレン……「川の光」の動物たちが大活躍! 一篇ごとに主人公も変われば作風も変わる、楽しい仕掛けに満ちた短篇集。『川の光 外伝』を改題。

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
著・文・その他

内容説明

猫のブルー、ネズミのグレン、フクロウのルチア…今日もどこかで彼らが、にぎやかなドラマを繰り広げている!『川の光』の仲間たちが大活躍する、彩り豊かな短篇集。主人公が変われば作風も変わる、楽しい仕掛けに満ちた七篇が、あなたを「犬の木のした」の動物集会へと誘う。

著者等紹介

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。88年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年小説『花腐し』で芥川賞、05年『半島』で読売文学賞、15年『明治の表象空間』で毎日芸術賞、17年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞を受賞するなど、縦横の活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

86
『川の光』に登場した仲間たちが大活躍する短編集です。人間には解らない、人間とは違う、動物たち独自の観点や感覚をもって、彼らの視点から不思議で幻想的な世界を描いています。7つの物語の語り口調や雰囲気はそれぞれ異なります。月の光に魅せられた詩のようであったり、ロボットと怪獣の戦争を描いたSFのようであったり、冒険ファンタジーのようであったり......小惑星探査機 "はやぶさ" へのオマージュ的なお話し「孤独な炎」では、読んでいて切なくなり、"ぼくの生きたことの意味はあったよ" という言葉が胸に刺さりました。2019/08/08

のん

12
川の光の外伝で短編集。ちょっとファンタジーのような場面がでてきたり、戸惑いもありましたが、良かった。2019/06/15

不二子

3
川の光の世界に戻りたくて読んだけど... うーん... また違う世界でした。2019/03/15

みゃお

3
「川の光」外伝の短編集。 「孤独な炎」は、涙腺崩壊気味に。 あのはやぶさをこんな風に描かれるとは。。。 健気で愛おしくて。 生命賛歌といったらいいのだろうか。 何かに迷ったら この短編にかえろうか。2018/08/31

あす

2
「川の光」外伝で短編集。人と川のそばで暮らす、生き物たちのある日の出来事。「月の光」というタイトルらしく、神秘的で幻想的なお話も。魂がきらきら輝いて、あたりに満ちている。2019/02/19

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