出版社内容情報
「四月はいちばん無情な月」で始まる長篇詩「荒地」と代表的な文化論の定評ある名訳を一冊にし、巻末に深瀬基寛の評論「エリオットの人と思想」を収めた充実の決定版。《古典名訳再発見》第5弾。解説・阿部公彦【目次】 荒 地? 死者の埋葬 ? チェス遊び ? 劫火の説教 ? 水死 ? 雷の曰く「荒地」自註 文化の定義のための覚書第1章 「カルチュア」の三つの意味第2章 階級と「エリット」第3章 統一性と多様性:地域第4章 統一性と多様性:宗派と祭式第5章 文化と政治についての一つの覚書第6章 教育と文化についての覚書一束及び結語附 録 ヨーロッパ文化の統一性 エリオットの人と思想(深瀬基寛)
T・S・エリオット[ティー・エス・エリオット]
著・文・その他
深瀬 基寛[フカセモトヒロ]
翻訳
内容説明
第一次大戦後のヨーロッパの精神的混迷を背景とした長篇詩「荒地」。第二次大戦下において対立・分断された文化の統一性を探究した鋭利な文化論。この代表作二篇を合わせた決定板作品集。巻末に深瀬基寛による概説「エリオットの人と思想」を併録する。
目次
荒地(死者の埋葬;チェス遊び;劫火の説教;水死;雷の曰く)
文化の定義のための覚書(「カルチュア」の三つの意味;階級と「エリット」;統一性と多様性:地域;統一性と多様性:宗派と祭式;文化と政治についての一つの覚書 ほか)
著者等紹介
エリオット,T.S.[エリオット,T.S.] [Eliot,Thomas Stearns]
1888年アメリカ合衆国生まれ。イギリスの詩人、批評家、劇作家。革新的な技法と宗教性の深い作品により英文壇を代表した。1948年、ノーベル文学賞受賞。65年没
深瀬基寛[フカセモトヒロ]
1895(明治28)年高知県生まれ。東京帝国大学卒業。松江高、三高の教授をへて、1949年より京都大学教授。58年退官。同大学名誉教授。66(昭和41)年没。主な著書に『エリオット』(読売文学賞受賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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hiro
トウリン
白いハエ