出版社内容情報
『幸福論』『定義集』で知られるフランスの哲学者は、いかにその健全な精神を形成したのか。一九三〇年代に円熟期を迎えた著者が、少年時代からプラトンやヘーゲルなどの哲学、さらに戦争や政治、信仰まで思慮深い端正な言葉で綴った思想的自伝全三四章。解説・長谷川宏 《古典名訳再発見》第4弾
アラン[アラン]
著・文・その他
森 有正[モリアリマサ]
翻訳
内容説明
『幸福論』で知られる哲学者アラン。その柔軟な思考と健全な精神はいかに形成されたのか。円熟期を迎えた著者が師との出会いからプラトン、ヘーゲルなどの哲学、第一次大戦の従軍体験、さらに唯物論、宗教まで繊細な筆致で綴る。稀有な思想的自伝全34章。新たに人名索引を付す。“古典名訳再発見”シリーズ。
目次
少年時代
青年時代
ラニョー
“高等師範”学校
ロリアン
政治
抽象的思索
ルーアン
パリ
『語録』〔ほか〕
著者等紹介
アラン[アラン] [Alain]
1868年生まれ。フランスの哲学者、文筆家。リセの哲学教師。本名エミール・オギュスト・シャルティエ。体系化を嫌い、具体的な物をそのまま語ろうとし、理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じた。1951年没
森有正[モリアリマサ]
1911(明治44)年、東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学助教授を経て、50年渡仏。ソルボンヌ、国立東洋語学校などで、二六年間、日本語や日本の文学・思想を講じた。76(昭和51)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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