出版社内容情報
「最初の六カ月間は戦果、被害共に極めて正確に近いものであった……マリアナ沖海戦以後は、誇大の戦果に損害のひた隠しが加わって、見せかけの勝報が相ついだ」。虚報の代名詞として今でも使われ続ける大本営発表。その舞台裏を当事者自身が、豊富な関係資料を駆使して分析する。〈解説〉辻田真佐憲
内容説明
「最初の六カ月間は戦果、被害共に極めて正確に近いものであった…マリアナ沖海戦以後は、誇大の戦果に損害のひた隠しが加わって、見せかけの勝報が相ついだ」。虚報の代名詞として今でも使われ続ける大本営発表。その舞台裏を当事者自身が、豊富な関係資料を駆使して分析する。
目次
1部 開戦編(大本営発表とは;開戦;進攻作戦)
2部 激戦編(米軍の反攻開始;太平洋の激闘;大陸方面の諸作戦)
3部 敗戦編(比島決戦;本土決戦;終戦)
著者等紹介
冨永謙吾[トミナガケンゴ]
明治38(1905)年長崎県出身。大正12(1923)年海軍兵学校に入り、昭和2(1927)年海軍少尉に任官。以後、海軍水雷学校講習員、同高等科学生、駆逐艦「夕立」「望月」水雷長兼分隊長、横須賀鎮守府副官兼参謀、海軍軍事普及部委員などを経て、昭和15年、大本営軍事報道部員となる。以後、大本営海軍報道部員兼海軍参謀を昭和19年まで務め、21年に海軍中佐で予備役編入。戦後、防衛庁戦史室に編纂官として務め、太平洋戦史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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