中公文庫<br> 江古田ロック―喫茶“ひとつぶの涙”事件簿〈2〉

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中公文庫
江古田ロック―喫茶“ひとつぶの涙”事件簿〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122063112
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

江古田にある日本茶専門喫茶店“ひとつぶの涙”で働く小林は、バイト仲間の海江田さんに恋をした。デートに誘うと決心したものの、なかなか勇気を出せない毎日。そんな中、悩みを抱える男性客が店に現れた。年齢不詳、自称・元サイコセラピストで元警視庁プロファイラーのママと常連客たちが、推理をはじめるが―。全五話。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

50
一作目の「江古田ロック」が面白かったので期待して読んだ。全部で5つの話が入っていて、面白いものもあったのだが、本作は全体として意味のない雑談に終始しているような話が多かった。ライトミステリーなので深刻なものは期待しないが、一作目の魅力は日本茶の喫茶という目新しい舞台で、雑学的な蘊蓄話を語るのが楽しかったので、この本でも日本茶の知らない話等を、もっと掘り下げて描いて欲しかった。ただの時間つぶしになってしまったのが残念だった。2017/01/22

25
棚で見かけてつい手に(-_-;)意外に、ウンチク少な目で読みやすかったです。って思う反面、あの無駄話しがないってのも不満だったり…。2017/03/30

coco夏ko10角

19
江古田第2弾。今回は5話収録。相変わらずなママさん(名前の方がしっくりくるが…)。小林の恋に進展が。お話は『ロックンロール・ウィドウ』がよかった。ちょっと期待してた海江田さんがここで働くようになった経緯がわかったりとかなみだシリーズの頃の知り合いが出てきたりとかはなし。2017/12/21

メルル

18
今回もママが良い味出して暴走してる。ママはきっとよその国から来た宇宙人だ。会話が成立してないはずなのに、いつの間にか成立しているという謎。押し売り状態でお茶やお茶請けが出されるのにいつの間にか受け入れてしまっているという謎。小林少年を意のままに操るという謎。お客の謎よりママの方がよっぽど謎。全体的にふんわりしていて私好み。あのふたりは本当に付き合うの?なんかこちらもふんわりしているなぁ。2016/12/15

TheWho

13
怒涛雨のような著者月間になり7冊連続の本作、前読の「蒼い月」に繋がる「なみだシリーズ」第7弾で現在迄の最終巻。流石引き出しの多い著者だけあって、連読であっても飽きさせない読了感でもあった。前読のシリアスな長編ミステリーとは違い、著者真骨頂の5編の爆笑推理連作短編集であった。馴染みのある江古田の街で営む「ひとつぶの涙」と云う日本茶専門喫茶店に集う客が持ち込む世間話に絡む騒動を伝説のプロファイラーでセラピストである主人公であるママが、お惚けぶりを炸裂しながらも解決していく、著者真骨頂の面白い一冊です。2018/07/19

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