中公文庫<br> 他諺の空似―ことわざ人類学

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中公文庫
他諺の空似―ことわざ人類学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122062573
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

「寄らば大樹の陰」「蛇の道は蛇」「朱に交われば赤くなる」「頭隠して尻隠さず」…。世界中のことわざには、類似の文句が同じ意味に使われている例が多い。世界各国でのことわざの用法を比較しながら、持ち前の毒舌で現代社会・政治情勢を斬る。知的風刺の効いた、名エッセイスト面目躍如の二十九篇。

目次

1 二〇〇三(「医者の不養生」;「寄らば大樹の陰」;「馬鹿と鋏は使いよう」 ほか)
2 二〇〇四(「鶏口となるも牛後となるなかれ」;「甘い言葉には裏がある」;「能ある鷹は爪を隠す」 ほか)
3 二〇〇五‐二〇〇六(「嘘つきは泥棒のはじまり」;「火事場泥棒」;「一事が万事」 ほか)

著者等紹介

米原万里[ヨネハラマリ]
1950年、東京都に生まれる。59~64年、チェコスロバキアで過ごし、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。帰国後、東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語通訳、翻訳者となる。80年、仲間とともにロシア語通訳協会を設立、初代事務局長に就任、同会長を歴任。92年、テレビの同時通訳によって報道の速報性に貢献したとして日本女性放送者懇談会賞を受賞した。95年、通訳を論じた『不実な美女か貞淑な醜女か』で読売文学賞、97年、『魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる一三章』で講談社エッセイ賞、2002年、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』で大宅壮一ノンフィクション賞、03年、『オリガ・モリソヴナの反語法』でBunkamuraドゥマゴ賞を受賞。06年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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エドワード

20
米原万里さん没後10年フェアで購入。達者な文章、よくぞ調べた世界のことわざ集。人類は兄弟、地球はひとつ、とつくづく感じる。彼女に今の世相を語らせたいという解説の酒井啓子さんの言葉にうなずく。「うそつきは泥棒の始まり」は万国共通でしょ、マスゾエくん。「大山鳴動鼠一匹」ならぬ「大量殺戮兵器を隠したと騒いで戦争しかけるも結局発見されず」という、ブッシュのイラク攻撃と小泉首相の追従への痛烈な皮肉がいかにも米原さん。イソップ起源のことわざが多いのも新発見、一番笑ったのは「熊の親切」というロシアのことわざ。2016/07/06

あつ子🌼

14
再読。いつものことですが内容ほとんど覚えておらず。何か当時の政権批判の本やったな…と読み始めたら政権批判の本でした(笑)小泉と竹中とブッシュを蛇蝎のごとく嫌っておる米原女史。古今東西のことわざを例にバッサバッサと政治も愚民もぶった斬っております。教養半端ないです。ヒステリックな禁煙運動を批判しているのもいい。今では公共の場の禁煙は普通になってしまったけれど、もっと他にやることあったやろと。 女史の意見にはおおむね同意するのですが、読後感が愉快痛快とはならないことに経済論議なき左派の限界を感じました。2024/04/09

たなかか

6
遺作 下世話なシモネタありそうな小話→日本の諺→世界中の諺や慣用句→日本の政治 小話秀逸 人間の感覚の同時性だったり 元々外国の諺だったり、影響し合う世界2020/12/11

しゃばばんぬ

5
ものすごい教養とユーモア。さらに社会批判をおりまぜる。小泉政権がすっごく嫌いだったんだなー。2017/03/27

びっぐすとん

5
よくまぁ調べたなぁー、と思う世界の諺の数々。言い回しが違っても似たような内容の諺が世界中にあるんだな。米原さんの晩年のエッセイは時事ネタ、特にブッシュ・小泉政権批判が多い。それに異を唱えるつもりはないが、諺に関するネタだけで十分楽しめるのに・・。ちょっと興を削がれる。同時通訳者として純粋に諺だけに絞ったエッセイだったら、20年、30年経っても古臭さを感じずに楽しめるのに惜しい。2016/07/19

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