中公文庫<br> ゴルフ 酒 旅

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中公文庫
ゴルフ 酒 旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122062245
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

獅子文六、石原慎太郎ら文士との交友、一年におよぶアメリカ旅行の見聞……。多忙な作家の執筆の合間には、いつも「ゴルフ、酒、旅」があった。〈解説〉宮田毬栄

内容説明

ゴルフは絶えざる自己との戦いである―。世は空前のゴルフブーム。その魅力に取り憑かれた著者が、その効能を説き、獅子文六、小林秀雄、石原慎太郎ら文士との交友を綴る。そして、はじめて飲んだ日本酒の味や、米欧旅行の見聞…。多忙な作家の執筆の合間には、いつも「ゴルフ、酒、旅」があった。

著者等紹介

大岡昇平[オオオカショウヘイ]
明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘虜となり、12月復員。昭和23年『俘虜記』を「文学界」に発表。以後『野火』(読売文学賞)『花影』(新潮社文学賞)『中原中也』(野間文芸賞)『事件』(日本推理作家協会賞)等を発表、この間、昭和47年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した。昭和63年(1988)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

22
俘虜記を書いていた程の著者の立場がそこから30年経ると、文士たちとのゴルフ三昧となってギャップが大きい。前半部のゴルフの話よりは、後半のアメリカでの経験や、23年ぶりのフィリピン、スタンダールの話の小話の方が面白かった。2020/05/31

Tatsuhito Matsuzaki

8
戦後作家の代表格 大岡昇平氏のエッセイ集。 昭和26年から50年の随筆ですが、登場する仲間が、小林秀雄、中原中也、獅子文六、三島由紀夫、吉川英治、川口松太郎に石川達三…と超豪華。 また、角川書店主催の文士ゴルフ大会の話では、第1回大会の優勝が当時26歳の石原慎太郎だったり、酒の話題では中原中也や小林秀雄、永井達男、三好達治らと呑んでいたりと、想像するだけで古き良き昭和の香りが味わえる一冊。 私的には、「俘虜記」の舞台となったフィリピンを昭和42年3月に旅した「『俘虜記』のミンドロ島を行く」が印象的でした。2023/03/25

ナオ

0
恬淡とした旅日記が何とも良い。2017/09/20

unterwelt

0
ゴルフ、酒、旅にまつわるエッセイ集。ゴルフについて書いたところがいちばん面白かった。しかし昔の文士というのはよく集まってゴルフとか囲碁とかやっていたのだなぁ。旅行記では列車で同席したテキサシヤンの「日本人はけものみたいな奴だと散々いわれて来た。我々は戦争をしていた。息子を一人太平洋で死なせた。ところがいまはその日本人に金を出して、アメリカへ呼ぶ人間がいる。わからない」という言葉が印象に残った。2016/12/24

寛理

0
☆☆☆ なんちゅうタイトルだよ笑2020/02/29

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