内容説明
吉田茂が語った「戦後日本の形成」。中巻では、農地改革、戦後の食糧事情、共産党や労働組合対策、そしてサンフランシスコ講和条約・日米安保条約締結と、それに伴う自衛隊の創設やアジア各国に対する戦後補償について振り返る。
目次
第12章 警察予備隊から自衛隊へ
第13章 私の再軍備観
第14章 農地改革とその効果
第15章 戦後の食糧事情
第16章 労働保護立法とその功罪
第17章 共産党対策の表と裏
第18章 サンフランシスコ会議前後
第19章 日米共同防衛体制の由来
第20章 難産だった行政協定
第21章 戦争の経済的後始末
第22章 戦後混乱期の財政問題
著者等紹介
吉田茂[ヨシダシゲル]
1878年、東京生まれ。東京帝国大学法科を卒業後、外務省に入省。天津・奉天総領事、田中内閣の外務次官、駐伊・駐英大使などを歴任し、1939年に退官。太平洋戦争末期に東条内閣打倒運動に参加し、憲兵隊に拘束される。戦後、東久迩稔仁・幣原喜重郎内閣の外相を務め、46年に自由党総裁となり第一次吉田内閣を組閣、日本国憲法制定、第二次農地改革にあたる。48~54年、第二~第五次内閣を組閣。その間、サンフランシスコ講和会議に出席し、対日講和条約・日米安保条約に調印する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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