出版社内容情報
なぜ日本は世界を敵に回して戦争を起こし、滅亡の淵に到ったのか? 昭和の恐慌から敗戦までの歴史を、現役財務官僚が〈財政〉面から鋭く分析する。
内容説明
なぜ日本は世界を敵に回す戦争を起こしたのか?今の日本人は、その意味を正しく捉えられているか?わかりやすい「欺瞞的な説明」を排し、軍事面や外交面にとどまらず、政府や日銀の政策を軸に「あの戦争」を再考。財務出身官僚が、新たな視点で描く戦前日本の「失敗の本質」。
目次
第1部 持たざる国への道(あの戦争はなんだったのか;日本の孤立を招いた上海事変;中国戦線の実態;「持たざる国」への道;予算制約の有名無実化 ほか)
第2部 軍部が理解しなかった金本位制(江戸の通貨制度;江戸の金銀複本位制から明治の金本位制へ;金本位制の番人だった日本銀行;英米の中央銀行―悩み多き金融制度の守護神)
著者等紹介
松元崇[マツモトタカシ]
1952年東京生まれ、75年国家公務員上級試験と司法試験に合格、76年東京大学法学部卒業。同年大蔵省(現・財務省)入省、80年米スタンフォード大学MBA取得(同時に日本人として初めて優秀学生として表彰される)、82年尾道税務署長、83年証券局総務課課長補佐、86年主計局主計官補佐、91年熊本県企画開発部長、93年銀行局中小金融課金融会社室長、94年主税局総務課主税企画官、95年主計局調査課長、97年主計局主計官、2001年主計局総務課長、03年大臣官房参事官兼審議官、04年主計局次長、07年内閣府政策統括官(社会経済システム担当)、09年内閣府大臣官房長を経て、12年より内閣府事務次官に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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