中公文庫
忍ばずの女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122056381
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C1195

内容説明

シナリオの読み方から死に顔の工夫まで、五十年の女優人生で体得した役づくりの奥義。そして、小津・黒澤・木下・成瀬、名監督の演出比較や、映画撮影の舞台裏など、日本映画史の貴重な証言を綴る。さらに、著者自ら手がけた唯一のテレビドラマ脚本「忍ばずの女」も併録。巻末に「この人の真剣さ―亡き母・高峰秀子に捧ぐ」(斎藤明美)を収録。

目次

俳優ことはじめ(開幕;プロの世界へ;スクリーンの人生いろいろ;役づくり;上質の個性 ほか)
シナリオことはじめ(シナリオと私;「かあちゃん」のこと;シナリオ『忍ばずの女』)

著者等紹介

高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924年生まれ。五歳の時、松竹映画「母」で子役デビュー。以後、「浮雲」「二十四の瞳」「名もなく貧しく美しく」など、三〇〇本を超える映画に出演。文筆にもすぐれ、『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など著書多数。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りえこ

21
高峰さんの本、大好きです。素晴らしかったです。役づくり、とても参考になります。シナリオも素晴らしかったです。2016/02/22

みんさね 

4
『雑文』だなんて謙遜、謙遜。高峰さんのエッセイはブレが無くて好きです。宝田明さんとの逸話、批評に対する意見、感心しきりでした。すごい人だ。2012/06/06

くるまやさん

2
圧倒的な経験値の前にひれ伏すだけ。2017/12/31

バーベナ

2
『放浪記』に出演したとき、映画批評家たちのへっぽこ批評に、お門違いもいいところだ!と宣言した連載も収録。対談などで「噛みつきましたね」なんて言われているのを読んでいたので、どんな内容なのか気になっていた。映画は全員で創り上げていくもの、という気概がビシビシ伝わる。斎藤さんも、そのプロ意識を受け継いでいるのだな・・・。2014/07/29

ananas

2
養女の斎藤さんの文章もいいけれど、高峰さんの文章もやはりいいですね。演技論を書いた本はあまりないというのだけど、これは高峰さんの仕事の視点が凝縮されている貴重な本なのでしょうか。沢山作品が見たくなります。2012/12/15

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