内容説明
二十年来、友情をわかちあってきた二人は四十を過ぎ、家庭も恋愛も仕事も全力投球中。詩人は二つの家庭をかかえ、料理研究家は二人の男のあいだで揺れながら、どこへいっても料理をつくり、FAXで知らせあう。大人の女の人生がつまった、おいしい往復書簡。便利なレシピ・スパイス辞典も必見。
目次
「はじめに」の前菜(枝元なほみ)
1 満タンにしたい口と空っぽの冷蔵庫
2 もう、スパイスなしでは生きられない
3 煮つまって焦げついた鍋たち
4 郷愁のねむたい昆布
5 クスクス、いも、ときどき米
「おわりに」のデザート(伊藤比呂美)
スパイス・ハーブ事典
そしてファクスはメールになった―15年後の「なにたべた?」
著者等紹介
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年、東京生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビューし、性と身体、のちには生殖を赤裸々に扱う詩人として80年代の女性詩人ブームをリード。同時に『良いおっぱい悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓、圧倒的な共感と支持を得る。近著に『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)など。現在は米国カリフォルニア州在住
枝元なほみ[エダモトナホミ]
1955年、神奈川県生まれ。料理研究家。演劇集団「転形劇場」で俳優として活動しつつ、まかないを担当。無国籍料理店での修業を経て料理家に。オリジナリティあふれるレシピと気さくな人柄が人気となり、料理雑誌やテレビ番組などで活躍中。農業支援活動「チームむかご」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユメ
おいしゃん
これでいいのだ@ヘタレ女王
まど
えみさん13