中公文庫<br> なにたべた?―伊藤比呂美+枝元なほみ往復書簡

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中公文庫
なにたべた?―伊藤比呂美+枝元なほみ往復書簡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122054318
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

二十年来、友情をわかちあってきた二人は四十を過ぎ、家庭も恋愛も仕事も全力投球中。詩人は二つの家庭をかかえ、料理研究家は二人の男のあいだで揺れながら、どこへいっても料理をつくり、FAXで知らせあう。大人の女の人生がつまった、おいしい往復書簡。便利なレシピ・スパイス辞典も必見。

目次

「はじめに」の前菜(枝元なほみ)
1 満タンにしたい口と空っぽの冷蔵庫
2 もう、スパイスなしでは生きられない
3 煮つまって焦げついた鍋たち
4 郷愁のねむたい昆布
5 クスクス、いも、ときどき米
「おわりに」のデザート(伊藤比呂美)
スパイス・ハーブ事典
そしてファクスはメールになった―15年後の「なにたべた?」

著者等紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年、東京生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビューし、性と身体、のちには生殖を赤裸々に扱う詩人として80年代の女性詩人ブームをリード。同時に『良いおっぱい悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓、圧倒的な共感と支持を得る。近著に『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)など。現在は米国カリフォルニア州在住

枝元なほみ[エダモトナホミ]
1955年、神奈川県生まれ。料理研究家。演劇集団「転形劇場」で俳優として活動しつつ、まかないを担当。無国籍料理店での修業を経て料理家に。オリジナリティあふれるレシピと気さくな人柄が人気となり、料理雑誌やテレビ番組などで活躍中。農業支援活動「チームむかご」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ユメ

34
日本とアメリカ、2つの家庭を掛け持ちしていた詩人と、2人の男のあいだで揺れながら仕事に翻弄されていた料理研究家が、FAXで交わした「なにたべた?」というやりとり。「食=生」であるということは多くの人が言及しているし、それだけなら綺麗な言葉でまとめることもできるけれど、2人はもっと踏みこんで「食=性」でもあることを赤裸々に述べている。「食べ物を食べさせるっていうのは、ある程度相手を性的に取りこむことなのかもしれない」「健康な食欲は正しい愛情生活から」という名言は腑に落ちすぎて怖くなるほど。2018/06/07

おいしゃん

33
詩人と料理研究家ふたりの女性の交換日記ならぬ、交換FAX。奔放なのでラクに読めるが、50代ご婦人の性欲云々が恥ずかしげもなく開陳され続けるのには閉口した。2018/05/03

これでいいのだ@ヘタレ女王

21
詩人、料理研究家の2人の、いいの?ここまで開けっぴろげに自分の事を公開して?と思うような往復書簡。まっすぐで がっしりした欲望を持って高楊枝くわえて生きていきたい、、、まっすぐでがっしりとした欲望とそれをその量だけしっかり満たす生活って動物みたいでいいな〜などと窮地にたちつつも達観したように言い合う2人の生き様がヒリヒリしつつも羨ましくも思えた。最後に15年後のなにたべた?編があるのだが、燻銀のような輝きを放ち現在進行形で立ち向かう2人に逞しさを感じる。ご馳走様でした。満腹です2014/05/10

まど

17
枝元さんはニコニコしててふわふわ浮世離れしている印象だったので、男性とのお付き合いの生々しい描写に触れると違和感を感じてしまった。お互いが自分の生き方をしっかり持って、認め合いながら交流する様子がうらやましいです。世間とズレを感じても、仲間がいればそれも楽しめるだろうな。枝元さんの料理本は何冊か所有しているのに、ずっと「ほなみさん」だと間違えていた…。2011/08/05

えみさん13

16
序盤1/3くらい読み進んだところで、なんで私はべつに友達でもない人たちに交じって、ドロドロの愚痴や赤裸々な打ち明け話を聴いているんだろう、と。こーゆー話は、友達だから「がーるずとーく」であり「じょしかい」であるわけで、こっちに発言権もないのに聴いてらんないぜー、と思ったので中盤をぶっ飛ばしてしまいました。終盤「往復書簡が『FAX』から『メール』に変わった15年後~」、というのは読みました。それで、まぁ、中盤飛ばしても全然構わないだろうな。ただ、枝元なほみさんの文章は好きであります。胸がひりひりする。2015/02/12

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