内容説明
二十世紀は「群衆」の時代だった。日露戦争以後、漱石、啄木、大杉栄、夢野久作らが見た新しい群衆。その本質と変容を色彩豊かに描き出し、戦後大衆社会論を超克する視座を提示した画期的論考。読売文学賞(評論・伝記部門)受賞作。
目次
第1章 二十世紀の群衆の貌
第2章 「坊っちゃん」たちの怒り
第3章 性急な人々
第4章 機械人の群れ
第5章 狂える歯車
第6章 消耗品の群れ
第7章 磨滅する群れ
第8章 ノリのような建築のなかで
出版社内容情報
19世紀末、漱石が、横山源之助が、ラフカディオ・ハーンがみた新しい群衆。群衆社会=大量消費社会成立までの百年、群衆とともにあった「時代の哀しみ」を、巨大科学が人を「量」として支配する、非情の現代に問いかける。



