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中公文庫
ジウ〈3〉新世界秩序

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  • サイズ 文庫判/ページ数 453p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122051188
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

新宿東口で街頭演説中の総理大臣を標的としたテロが発生。大混乱の中、伊崎基子らSAT隊員が総理の身柄を確保し、警察上層部は安堵する。だがそれは、さらなる悪夢の始まりに過ぎなかった。“新世界秩序”を唱えるミヤジと象徴の如く佇むジウ。彼らの狙いは何なのか?そして美咲と基子は―!?シリーズ完結篇。

著者等紹介

誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京生まれ。2003年「アクセス」で、第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

349
#メーターが振り切れる程のスピード感、ついていけるか?#ディストピアとカオス。#ジウとマシーン(伊崎基子)の根は同じ。そう、「愛」に裏切られたままの状態。#自分で「冷静」という奴は間違いなく冷静ではないw。#温度のない、笑み。#ぶっ壊すことは楽だから。#とても興奮させられた読書でした。当方が好きな新宿の街を舞台に他作があるとのことで、近いうちに!2019/04/21

再び読書

343
荒唐無稽な事件に発展した最終冊、暴かれていく謎に引き込まれていく。一体どうなるのだろうか?と読み進めていくと、陳腐な言い方だが愛が物語をしめくくる。伊崎基子の自己の奥に隠された愛、ジウの未だに見ることも能わない両親への愛、それを一般的な愛を求める門倉美咲が締めくくる。屈折した生き方を余儀なくされた人々の行き場の無い心に道筋が即けられる。2012/10/08

どんちん

326
最後はそういう展開か。ちょっと物足りないな。ジウが目指した"世界"とミヤジが歌舞伎町で仕掛けたテロは明らかに違うと感じたが、なぜジウはそれに結果的に従うことにしたのだろう。単に自分の存在を見せれれば、テロでも誘拐でもよく、事の規模しか興味がなかったのだろうか?Ⅰ、Ⅱの流れからもう少し思想的なものが明確になると期待したが、結末がありがちな保身と裏切りで少々残念であった。ミヤジの息のかかった国家レベルの人間がいるはずにしては、もっと派手になってもよかったかな。2014/05/02

きさらぎ

325
ⅠやⅡに比べると終結に向けてまとまっているため激しいが大きな動きはあまりない。二人の女性警察官、美咲と素子の対比がさらに浮き彫りになっている。心優しくすぐ感情移入する美咲は、基子を救うためだけに地獄のバリケードの中へ入っていく強さがあり、人を殺すことも厭わなかった基子は愛した人の潔白を知り、人を命がけで守ることができる人間に戻っていく。最初から読者に比較され続けてきた二人のどちらの一面も私たちの中にあるのではないだろうか。ジウが存在意義を訴えようとする脅威でさえも。東主任、美咲をちゃんと捉まえとかないと。2016/09/25

いーたん

310
新世界秩序。封鎖後の歌舞伎町みたいな世界は嫌だと思った。 完結編となる今回はいろんなことが一気に起こり、読者としても一気に読みました。警察・犯罪組織・警察内部黒幕(裏切り者)が織り成す警察小説は現実感にどこか乏しいもののエンターテーメントとしては最高に面白いです。 ジウはⅠ→Ⅱ→Ⅲと次はどうなる?この人物はどうなる?期待と興奮と緊張感とが押し寄せてきてあっという間に読めました。 ミヤジとジウは逮捕されて欲しかったのと、警察だけでなく政界にも黒幕がいたのは驚きでしたが、ミヤジの影響力を考えれば自然ですよね。2014/09/22

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