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中公文庫
外交五十年 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122048010
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C1121

出版社内容情報

戦前の最も困難な時代を生きた元首相の手記。幣原外交とはどういうものであったのか。人と時代を忌憚なく語った昭和外交秘史。〈解説〉筒井清忠

内容説明

大正末期から昭和初期にかけて二度にわたり外務大臣を務め、「幣原外交」とよばれる国際協調政策を推進した元首相による貴重な外交秘史。

目次

第1部 外交五十年(朝鮮の思い出;樺太を拾った話;アメリカの排日問題;ワシントン会議 ほか)
第2部 回想の人物・時代(外務省に入るまで;デニソンを憶う;サー・エドワード・グレーのこと ほか)

著者等紹介

幣原喜重郎[シデハラキジュウロウ]
1872年(明治5)、大阪府生まれ。東京帝大英法科卒業。外務省に入り、1919年(大正7)駐米特命全権大使となり、21年ワシントン会議に全権委員として出席。24年加藤高明、第一次若槻、浜口、第二次若槻各民政党内閣の外相を歴任した。その間アメリカの排日問題、対中政策の改善、ロンドン軍縮会議批准等に努め「幣原外交」といわれる親英米政策をとった。31年(昭和6)に政界を引退したが、終戦間もない45年10月に首相となり、新憲法作成に努力した。後、進歩党総裁、衆議院議長等を務めた。51年(昭和26)逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomy

2
幣原の外交を見ているとニコルソンの『外交』を思い出す。幣原の正直で実直な、平和と国益を両立させようとする姿勢が各国との信頼を作り出し所謂幣原外交を作ったのかな。ただ外務畑で育ったので無能な国民やマスコミへの焦燥感やイギリスへの憧れが読んでいて伝わってくる。いっこうに成長しない現代の無能な国民とマスコミ(特に後者)を見たら幣原は悲しむだろうな。2012/10/26

hieishi

2
書名からして、本人による幣原外交の理屈っぽい概括だろうと身構えて読み始めた。しかし本書の多くは外交の現場でのやりとり、外交官生活で得た経験則や教訓、関わった同時代の人々の姿、こぼれ話で構成されており、非常に読みやすくて面白かった。冗談好きで理想主義的な人間幣原がおぼろげながら見えたように思う。2011/04/18

星規夫

1
久々に義務感とは無縁で自然に楽しめた本。幣原喜重郎が長く広い視野を持って外交に当たっていたことをよく知ることが出来る。多くの人が読むべき本だと思う。2014/07/10

linbose

0
★★★★★2012/01/18

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