出版社内容情報
江戸幕府の体制が固まり、もっとも平穏な日々がつづく。江戸の町々は活気をおび、江戸八百八町を中心とする華やかな元禄文化が花開く。〈解説〉大石学
内容説明
江戸幕府の組織が確立し、安泰な家綱・綱吉の時代がつづくなかで、由比正雪の乱、赤穂浪士の討入りが人々の耳目をひく。町人は華やかな元禄風俗を生みだし、西鶴・近松・芭蕉らが輩出するが、一方では身分制や封建道徳がしだいに固まり、独裁政治の弊害は深まる…。
目次
由比正雪の乱
明暦の大火
旗本奴と町奴
江戸八百八町
夜の世界、新吉原
殉死の禁
東廻りと西廻り
天下の台所、大坂
犬公方
湯島の聖堂と貞享暦
忠臣蔵
窮乏する財政
元禄模様
絵の世界と侘の境地
一代男と曾根崎心中
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