中公文庫
南島の神話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122039872
  • NDC分類 164.7
  • Cコード C1120

内容説明

ハワイとポリネシアを中心に、各地の神話を紹介。英雄マウイ、女王ペレ、姫ヒナが活躍する南太平洋の創世、恋愛、穀物起源など、語り文化の豊かさを改めて確認する。日本との共通点も浮き彫りに。

目次

第1章 南島の創世神話
第2章 愛と豊穣の神話
第3章 死の起源と死後の世界
第4章 日本神話と南島世界
第5章 火山の女神と英雄マウイ
第6章 ハワイの創世神話・クムリポ

著者等紹介

後藤明[ゴトウアキラ]
1954年宮城県に生まれる。東京大学大学院修士課程修了後、ハワイ州立大学大学院に留学。専攻は文化人類学。ハワイ大学、宮城学院女子大学などをへて、現在、同志社女子大学・現代社会学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

嫁宮 悠

3
文化人類学者による、南島神話の紹介と解説本。荒唐無稽なようでいて、人々の自然観、生命観の宿った、奥深い神話の数々を堪能する。日本神話の類例も多く、オルペウス型神話とよばれる、冥界に行き戻ってくる話や、海幸・山幸でお馴染みの釣針喪失神話は、環太平洋の広い範囲に見られる。サモアの神話では天地創造の際、神が精神と意志と思考と心を人間に与えたそうで、それらを明確に区別していたらしいことが面白いと感じた。大昔から物語る人々や哲学者は存在していたようだ。2017/05/14

茅野

1
名著と名高い一冊。評判の通り素晴らしい。平易で読みやすく、且つよく纏まっている。論考は紙面の都合か少々物足りなさを感じるものの、一般読者向けとしては申し分ないだろう。2021/05/10

koz kata

1
面白かった。漢字つながりで隣国とわっかが重なるだけでなく日本は神話でポリネシアやメラネシアともわっかが重なっている。 同じ人が書いた『「物言う魚」たち―鰻・蛇の南島神話』も読みたい。2009/11/29

トイ

0
日本と似てる神話の紹介がけっこうあって興味深い2014/03/09

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