中公文庫
マンガ 日本の歴史〈37〉寛政の改革、女帝からの使者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122032255
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C1121

出版社内容情報

松平定信は士風の退廃を立て直すため内政改革を性急に断行する。一方、欧米列強との緊張が高まる中、漂流民・光太夫が帰国して異国見聞を伝える。

内容説明

青年宰相松平定信は、士風の退廃を立て直すため内政改革を性急に断行、幕府主導の商業政策を展開し、農村復興に務める。欧米列強との緊張が高まる中、ロシアからの使者とともに漂流民・大黒屋光太夫が帰国し、異国見聞を伝える。

目次

序章 松平定信の登場
第1章 寛政の改革
第2章 外圧と海防
第3章 「寛政の遺老」の政治

感想・レビュー

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どぶねずみ

26
天明の飢饉以降の社会混乱で米価高騰は止まらず。老中に8代将軍吉宗の孫である松平定信が就任し、藩の貯えを吐き出して江戸や大坂から米を運び領民を危機から救った。質素倹約を旨とされた有徳院様の議定を復活させ、〈寛政の改革〉を実施。また〈芸術見分〉を行い、芸術とは学問・武芸の総称で、芸術に精通している人物を師匠として、幕吏養成機関にて試験を行って人材発掘する。米価を安定させるため納宿の株を廃止し、江戸の有力商数人に廻米納方引請人を命じた。風俗にも目を向け、混浴禁止令、好色本絶版。そんな中、定信36歳で突然の辞職。2021/08/21

だまし売りNo

18
八代将軍徳川吉宗の孫の白河藩主・松平定信が老中になり、寛政の改革が始まる。定信のブレーンに讃岐国出身の儒学者の柴野栗山(しばのりつざん)がいる。しかし、寛政の改革は現実離れした政策が多く、混乱を招いたものも多かった。 寛政元年(一七八九年)の棄捐令は旗本御家人の借金を棒引きにしたが、恐慌を招いた。蔵米取の旗本らが札差から借りていた債務を一七八四年(天明四)以前は元金・利子とも破棄し、八五年以後を年利六分に下げ年賦償還とした。 2021/11/21

ROOM 237

10
松平定信さん特集。8代目吉宗将軍の孫に当たるが、陸奥国白河藩主松平家に養子入りし家督を継ぐ。18世期末の日本は商品流通に係る生産者に富が一極集中し貧富差が問題化、農地を捨て江戸に人々が流入し米の減産やホームレス増加で幕政基盤が揺らぎ始めた。そこで定信さん、帰農者増加や職人養成に力を注ぐべく寛政の改革を打ち立て様々な救済策を図るも、厳格過ぎたせいかユルユル将軍家斉さんが突如クビにして寛政の改革は幕を閉じる。2020/06/12

ふろんた

3
松平定信の寛政の改革。2014/09/15

greenman

2
松平定信による寛政の改革は再び倹約と芸術(学問・武芸)を奨励する。大黒屋光太夫たち漂流民の孤独と、ロシアの東方政策。2011/11/09

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