- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > コミック文庫
- > 中公文庫(コミック版)
出版社内容情報
一七九五年パリ――王党派による叛乱鎮圧から国民公会を救った若き将校ナポレオン・ボナパルトは、イタリア方面の最高司令官に任命される。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかくま
12
タレーラン登場。ジョゼフィーヌとの結婚。1796年4月:モンテノッテの戦いまで。アランが退却しかけたフランス軍兵士に檄をとばしている。「革命を守るために戦う」このスローガンが通用したのはごく短期間のことと思う。歴史の資料には出て来はしない「ひとの言葉。」ここでアランに「バスティーユ以来流されてきた夥しい血は何のためだったんだ!?」こう言わせている池田先生に、ベルばらへの甘美な思い入れを感じる。2014/02/25
aisu
10
1巻の事を去年と言ってるので1796年。「今のフランス共和国の政府は無能で退廃的。王党派と革命的大衆の二つの勢力に挟まれておろおろしているだけ」だそうです。言ってるのはネッケルの娘スタール夫人、3年間スイスに亡命していて戻って来たそうです。他の貴族も戻ってきているそうです。話し相手はタレイラン(後々重要人物になるらしい)。この巻で外務大臣になる。政府中枢は収賄、汚職まみれらしい。一方ナポレオンはイタリア遠征軍の最高司令官に任命され、ジョゼフィーヌと結婚する。が、すぐにイタリアに向かう。2020/03/14
まごたく
5
妻に会いたいがため天才的な発想と実行力で兵士達を鼓舞するナポレオン。でもあなたの奥さんあれなのよ!!分かってるんだか分かってないんだか。あー非常にもどかしいというかなんというか。オスカルがここに生きていたら、ナポレオンをなんと評するのかな。2017/01/27
ツキノ
5
ジョセフィーヌの自分を守る嘘にコロリと騙されているナポレオン。最高司令官としてイタリア戦線へ。フランス共和国の守護神とパリでは英雄になる。2015/01/25
Monsieur M.
4
前巻に引き続き、こんなにいい男をあんなにもぞんざいにあしらうジョゼフィーヌに腹が立って仕方がない。「目を覚ませ、ナポレオン!」と言いたい(言っても仕方ないけど。)。続きも楽しみ。2017/10/25