内容説明
「フランス料理の王様ポ・ト・フ」「食卓のおしゃべりとタブー」「うまいぶどう酒はいい女に似ている」など、フランス在住の著者が綴る美食の国の伝統の味。パリ生活の楽しいエピソードを交え、“暮らしの芸術”としての家庭料理の魅力を語りつくす。
目次
正月の夢・トリュッフ
生ガキで海の神秘を味わう
魚をたべないフランス人
フランス料理の王様ポ・ト・フ
パンがうまくなくなった
男は才気、女は根気
美食のカトリックと粗食のプロテスタント
人も野菜もコスモポリタン
スープが大好き
食卓のおしゃべりとタブー〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
12
80年代のフランスに滞在していた著者による食エッセイ集。とかくこういう本にありがちな「外国はこういう面が優れていて、なのに日本は…」的な雰囲気(あるいは逆)がほとんどなく、フランスの食文化を著者なりの好みで楽しんで入る様子が伝わってくる文章で、そこが良かったです。一般的なフランス料理だけでなく、パセリや豚の足、アイスクリームに、水にいたるまで幅広く取り上げて、自然とフランスの文化にも触れている。面白かったです。2015/10/02
あいこ
7
「えぇもん」を食べてらっしゃるんだけれども、全然自慢気ではなく、さっぱり。読むほどに、ああ「えぇもん」食べたい作りたい、となるエッセイ集。サラダやスープの作り方、今度真似してみよう。燻製にバター付けると美味しそう。生牡蠣はフランスでも人気なのね。うふふ。2015/08/18
槙
2
「ランチのアッコちゃん」を読んでポトフ食べたくなった勢いで再読。ポトフと聞くとこの本を読みたくなる。あと檀流クッキングも。2015/03/09
秋庭誠
2
おいしい話ばっかりだ!2011/11/16
あつ
1
★★★★2024/02/20