内容説明
石油危機で明け、不況と経済摩擦で暮れた過渡期の70年代から、新しい個人主義と,成熟した〈顔の見える大衆社会〉に進む80年代へ。10年毎に大変貌を遂げる日本の同時代史。消費文化論ブームを惹起した、イメージ豊かな日本の現状分析。吉野作造賞受賞。
目次
第1章 おんりい・いえすたでい’70s―ある同時代史の試み(同時代史を書くことの意味;近代化百年の終り;集団化社会の変質;「誰かであるひと」の要求;柔軟な個人主義の萌芽)
第2章 「顔の見える大衆社会」の予兆(脱産業化社会の第2段階;目的探究の社会;「顔の見えない社会」の歴史;消費文化の時代に向けて)
第3章 消費社会の「自我」形成(二つの先入見;消費の概念の昏迷;欲望の構造;消費する自我;大衆の変質;硬い自我の個人主義;柔らかい自我の個人主義;「無常」の時代の消費)



