中公クラシックス<br> 西洋の没落〈1〉

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中公クラシックス
西洋の没落〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 367p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601742
  • NDC分類 201.1
  • Cコード C1220

出版社内容情報

百年前に予見されたヨーロッパの凋落。世界史を形態学的に分析し諸文化を比較考察、西欧文化の没落を予言した不朽の名著を復刻

内容説明

百年前に予見されたヨーロッパの凋落。世界史を形態学的に分析し西欧文化の運命を追究した不朽の名著。

目次

第1章 数の意味について
第2章 世界史の問題
第3章 大宇宙
第4章 造形美術
第5章 音楽と彫塑と
第6章 魂の像と生命感情と
第7章 ファウト的自然認識とアポルロン的自然認識と

著者等紹介

シュペングラー[シュペングラー] [Spengler,Oswald Arnold Gottfried]
1880~1936。ブランケンブルク生まれ。ドイツの哲学者・歴史学者。ミュンヘン、ベルリンの各大学で数学、自然科学、哲学、歴史、芸術を学んだ。1904年、ハレ大学でヘラクレイトスの論文により学位を取得、以後高校の数学教師を務め、11年、退職。ミュンヘンで著述に専念し、『西洋の没落』(Der Untergang des Abendlandes)の第1巻を第一次世界大戦中の18年、第2巻を22年に上梓した。本書はベストセラーになり、ヨーロッパ文化中心主義に対して大きな衝撃を与えた

村松正俊[ムラマツマサトシ]
1895(明治28)年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。文学博士。慶應義塾大学、日本大学、東洋大学などで教鞭をとるかたわら、『新思潮』『種蒔く人』『詩聖』などの同人として、文芸評論、社会評論、詩作などを発表。著書のほか詩集も多く上梓、翻訳など多数。1981(昭和56)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

39
1918年初出。文明ヨーロッパの自殺を解明してくれる書(8頁)。文化とはひとつの高度文化の創造的な活動の時期を指す一方、文明は、完成段階に達した文化が必然的に迎える崩落状態を意味。文化が成ることであるとすれば、文明は成ったもの、終結(13頁)。文化は発展の末に魂なき文明となり、没落する(14頁)。文明とは一つの文化の不可避的な運命。文明とは高度の人間種が可能とするところの、最も外的な人工的な状態。終結。成ることに続く成ったものであり生に続く死であり、発達に続く団結であり田舎と精神的子供とに続く知的と老年、2017/08/20

てれまこし

9
科学によって強大な力を手にし、天空の城から地上を支配したラピュタ人は、どういうわけかその力を放棄して、大地に生きる人々となった。このラピュタ人はどうもシュペングラーを読んだらしい(アレントの『人間の条件』の謎めいた序文やSFへの言及もか)。シュペングラーはドイツ思想にすでにあったさまざまな近代批判の要素を体系化し、一つの預言として提出した。節度を知らぬヘーゲル的な体系癖にニーチェ的な誇張された修辞というドイツ的悪文の典型のような本書が広く読まれたのは、これが時代が要請していた預言であったからだと思われる。2021/06/14

Ohe Hiroyuki

4
ドイツの哲学者である著者が、第一次大戦中に上梓し、世界史の形態学を考え詰めた一冊である。▼著者の造形は多方面に及び、1巻では、数、造形美術、音楽、建築、物理学に及ぶ。▼デカルトが30年戦争を間近に見ながら方法序説を著したように、著者は第一次世界大戦で荒れ狂う欧州において本書を上梓したものといえるだろう。世界はどう進むのかを考え詰めた至高の一冊である。本書は当時の知性が詰まった一冊であり、翻訳であることもあって相当に難解であるが、手に取る価値はある一冊である。2020/11/30

青い空白い雲

0
まず初めに、膨大な知識の為か哲学者の言い回しの為か(その翻訳の為か)本気で読みにくいです。西洋人から見た歴史の解剖ですから日本人的には共感より知識を要求されるというのが一番かもしれません。その中で読み進めても端々に理解できるような理屈は散りばめられていますし、大戦の予感とその渦中の動揺が生み育てられた本ですので、この時代背景や歴史家や読書家などのとらえられ方も併せて読むといいかもしれません。知識人からナチズムへ…最終的にものさしとしては無視されるようになりましたが、今再び落ち着いて読む時かもしれません。2023/06/14

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